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継続力 vs 撤退力

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。  

何事もやり抜く力(GRIT)は大事です。
継続は力なり、という言葉もありますが、継続する中で、上手くいかない事にもたくさん直面し、その度に乗り越え底力が養われると思います。

何事も、すぐに芽が出ることなんてありません。
成果が出るまで継続するから成功するとは、よく言ったものです。

ただ、一方で上手くいかない方法を継続してしまうことにもリスクがあります。

有名な心理効果に、サンクコスト効果というものがあります。
調べると以下のような説明がされています。

サンクコスト効果
事業に金銭や労力、時間を投資すると、たとえ今後のコストがメリットを上回るとしてもそれを継続してしまう傾向

それまで多くの時間やお金を使っていると、心理的に手放しにくくなることがあります。

経営者は時に冷徹な判断も要求されます。
データ分析や明確な利益追求のゴールに基づいた、論理的な判断力を持ち合わせておくことで、感情論に流されず、理にかなった判断をしやすくなると思います。


手放す損失よりも、継続する損失には目を向けにくいものです。

ただ、うまく損切りすることで、それによって生まれた時間やお金を、次のチャンスに投資することができます。

今だけに固執するのではなく、未来のリソースや利益まで考えられるか?
その観点を持ち合わせることで、継続力と撤退力をうまくバランスしていけるのではないかと思います。

諦めるのではなく、方針を転換するといったイメージに近いかもしれませんが、歩みは止めず、同時に今に常に疑問を投げかけることで、より良い道を選択していけるかもしれませんね。

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