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Z世代はかじり世代?

こんにちは!かけだし社長の小寺です。

某SNSのマネージャーをされてる方から、最近の若者の傾向をお話いただきました。

1990年代~2000年代終盤までに生まれた世代を「Z世代」というのだそうですが、Z世代の趣味趣向は今までと少しずつ変化してきているそうです。

その方曰く、最近はずばり、「かじり世代」なのだそうです。

先行きの見えない時代。

昔に比べると、1つの会社、1つの職業など、何か1つに全てをかけるというのは、リスクに感じる若者が増えているとのこと。

それ故、「少しだけ知ってみる」という、「かじり」の文化が主流になっているとのことです。

これは、SNSやメディアにも現れているようです。
時間を縛られるテレビを見るより、いつでも見られるYouTubeへ。

そしてYouTubeの中でも、まとめ動画や切り抜き動画といった、コンテンツを少し「かじる」文化が流行っているようです。

少し試してみて、いいと思えばどっぷりハマる。
ちょうどデパ地下の試食コーナーみたいなものですね。

そういう意味では、昔から「かじり文化」はあったのでしょうが、最近はそれがより顕著になっているようです。


いきなり全部知るより、少しかじって試してみる。
これは、いい面、悪い面、両方含んでいると思います。

限られたリソースの中で、色んなことを幅広く知ることができ、経験の幅が広がるという点では、かじり精神はいいかもしれません。
「知る」ことに対しての心理的な抵抗も少ないと思います。

ただ、一方で、物事を表面的に知った気になったり、本質を見誤る危険はあるかもしれません。

また、「まとめ」や「要約」には、必ず編集者の意図が含まれます。

意識・無意識にしろ、作為的に作られた情報の一部だけを切り取ると、謝った認識を生みかねません。

「かじり」は物事を知るキッカケにはいいかもしれませんが、物事の面白さ、本質を知るには、深く、じっくりと、調べ体感してみることです。

気軽にコンテンツを手に入れられてしまう今だからこそ、物事を熟考する意識は常に持っておきたいですね。

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