【超獣理論値列伝】Part20 《超神星ライラ・ボルストーム》

 第二十回、今回のお題は《超神星ライラ・ボルストーム》。太古のカード過ぎて、知っている人も全然居ない気がするので、早速スペックから行ってみよう。

超神星ライラ・ボルストーム
種族:フェニックス
コスト5 文明:火
・進化GV:アーマード・ドラゴン、ドラゴン・ゾンビ、アース・ドラゴンから3体
・メテオバーン1:アタック時、手札から非進化ドラゴン1体踏み倒し、5000火力、1ランデス
・Tブレイカー
パワー:18000

 はい、見て分かる通り、Qブレイカー実装前のカードです。このカードが刷られた当時は、まだQブレイカーなんて無かったので、その時代の最高ブレイク数である3点なのです。
 で、目玉となる能力はメテオバーン。今となっては5000火力はそんなに使い道はないが、ランデスとドラゴン踏み倒しは今でも十分使える性能。特に、ドラゴン踏み倒し能力は、非進化でさえあれば良いので、《光神龍スペル・デルフィン》だろうと《「修羅」の頂VAN・ヴェートーベン》だろうと《龍世界ドラゴ大王》だろうと踏み倒せる。それの強さは、《ブランド〈NEXT.star〉》あたりでもご存じの通りのお話。
 総評、能力的には《バジュラ・ザ・スター》+《ブランド〈NEXT.star〉》、その分進化条件が重くなった、という感じ。まー、ドラゴン1枚や文明指定オンリーに比べて、進化元条件がそこそこ厳しい上に、アーマード・ドラゴンはウィン編で増えており、ドラゴン・ゾンビには0コストで用意できる進化元の《黒神龍グールジェネレイド》がいる分マシだが、、あまり望みの無いアース・ドラゴン指定、というのがかなり厳しい。

 ただ、それでも使い様自体はある。進化元は、《神滅翔天ポッポ・ジュヴィラ》を使えば墓地から供給することができ、それを抜きにしても、2コストのアーマード・ドラゴンである《ボル武者の炎霊》に、進化先に紫電効果を付ける4コストアーマード・ドラゴンである《紫電の炎霊》、《夢現なる零龍》とのセットで0コストで場に呼び出せる《黒神龍グールジェネレイド》などがいる。特にアーマード・ドラゴンは、火文明筆頭にボルシャックが戻ってきた影響で、新規追加される可能性も中々に高いため、かなり簡単であろう。執筆時点で判明している範囲(ウィン編開始直前)でも、《ボル武者の炎霊》→《ボルシャック・フォース・ドラゴン》→《紫電の炎霊》で2-3-4、その次のターンには、コイツをあっさり置ける。まぁ、さらに1体いないとフォースドラゴンはタマシードのままだが。

 この動きをした場合、進化したライラ・ボルストームは紫電効果を持っているため、そのまま殴りかかっても、2ランデス2体踏み倒しまでは確定させられる。そして、T・ブレイカーのため、特に何もなければ単体で楯を割り切れるため、追加1打点でリーサルである。つまり、《龍装者バルチュリス》だ。バルチュリスがいなければリーサルは組めない以上、踏み倒し対象はカウンターを封じれるカードが好ましい。VAN大王ナインギャイアあたりから相手がカウンターに使いそうな札を読んで置くことで、カウンターを封殺できる。
 また他の方向性で行くなら、《緑神龍ザールベルグ》だろう。cipで2ランデスができるドラゴンである。つまり、二回攻撃で2ランデス、踏み倒したドラゴンでもランデスをしよう、というランデス特化型デッキである。この場合の最大の問題は、バジュラ&バジュラズテラ&マナロでおk、ということだが……それは言ってはならない。何故なら面白味にかけるから。

今回はここまで。次回は《終剣連結アビスハリケーン》の予定。それでは。

つぎ

まえ


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