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本「残像に口紅を」言葉が消える世界

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。究極の実験的長篇。

と、題された本、読んでみた。

文字が失われて行くとどうなるのか、挑戦的なストーリーに期待したものの、もっとサスペンス寄りかと思いきや、ホントに実験本。だということでしたー。

あとがきで、ミスったところ(失われた言葉が後段の章で使用されていた)の指摘もあるので、興味ある方は本文の中で見つけながら読むと良いのかも。

無くなった言葉の言い換え、比喩表現などは流石文学者、、、ただ受け手として、この面白さを得るには、もう少し時間かかりそうです。と、いうのも、無くなって行く文字を比較分析しながら読むのしんどい。苦笑

エンタメとして読むのか、学術書として読むのか。誰か教えて欲しいわ。

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