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詩|なずな

瞼の水平線に注ぐ声
なずなを揺らす耳にふれるまで

立つ瀬のみぎわにせめぐ文字の群れ
薄荷の匂いでつなぐ背くらべ

幼い日の窓を叩く
細い足音が波間に
帰り着く頃にはコーヒーの
湯気が鼻先に消えるから
ドアを開けなくちゃ

らくだのオルゴールは砂の夢
まくらを裏返してもう飛んでみて

瞼の水平線に注ぐ声
なずなを揺らす耳にふれるまで

精進します……! 合掌。礼拝。ライフ・ゴーズ・オン。