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犀の角講

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かつて、仏教のお話を聞く人の集まりを「講」と読んだそうです。僧俗関係なく平場に座り、ほかでもない、ただこの「わたし」のことを考え、知らされていく。 そんな集いに倣う「講」のプロジ…
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2024年4月の記事一覧

犀の角・第二夜 「有/無」 :前夜

 結局のところ、私たちは単に言葉をやりとりしているのであって、意味などやりとりしていない…

犀の角・第二夜 「有/無」 : 「わたし」は有るか無いか

 そのとき、まずどこからどこまでが「わたし」だろう。  手のひらを眺めてみる。わたしの手…