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誰もがみんな、フォトグラファー

撮ることは得意ですが、「私が、誰かに撮影方法教えるなんて!?」おこがましいわ〜、ってずっと思っていた私が撮影ワークショップをした経緯を書いてみます。

構えて、撮ったら、みんな「フォトグラファー」

1人一台スマホかガラケーを持っている時代。そこにはカメラが標準装備。いつでも、どこでも、誰でも、誰とでも、写真が撮れる。

撮ったら、みんながカメラマンで、フォトグラファー!

そしてさらには、それを誰でも、発信できる。なんて素晴らしい時代なんだ!

令和のカメラマンは何を売りにしたらいい?

と同時に、カメラマンの仕事ってものすごく軽くて、安くて、早くないと、稼げない。

機材があって、フットワークがあっても、仕事にならない? だって、、、「誰でも撮れる時代なんだもの」

そこの差別化、価格設定、技能向上、どうしたらいいんだー!!?

って辺りはずっと悩みでもありました。スマホでも自分よりとってもうまく撮影して、アップして、いいね♡もらってる人が山のようにいる。脅威ととらえるか、チャンスととらえるか。

撮り方、なら提供できるんじゃないか

2020年12月に、lheartのあかねさんからラジオ出演の依頼を受けました。

ラジオ局に向かう車内で、あかねさんとゆきえさんと話していた「SNSの時代だからこそ、写真は需要になりますよね。撮られることも増えるし、発信する画像も伝わりやすい撮り方が必須になる」みたいな、若干えらそーな話をしてしまった私。

そのノリに「いいね、いいね!ワークショップやったらいいよ」とお二人が背中を押してくれて、一回目のワークショップを2021年2月に開催することができました。

何を知りたいのかがわからない

はて?みんな上手なのに、なんでワークショップを開けたいと思ってくれるんだろう?

という疑問を、正直にあかねさんに、聞きました。

「Chieさんが当たり前にやってること、私たちには新鮮で、当たり前じゃなかったりするんだよ〜。多分みんな、そこを知りたいんだはず」

と言ってもらって、目から鱗。そうなのか、そうなのか?そうなのか!

自分が「当たり前」だと思って撮っている、立ち位置、視座、露出設定、構図やトリミング、撮影後の編集、使うアプリなどを

敢えて、可視化してみました。

自分の撮り方を、出して、整理して、改めて断捨離する

巷に溢れる、便利なスマホアプリ。おすすめサイトを見て、私もインストールして試用してみました。たしかに美しく映るし、面白い機能があります。

でも…

画角や、光の入れ込みの基本は、あまり揺るがない「自分の基準」があるみたいで、それはカメラで撮っても、スマホで撮っても変わらないみたい。

変わらないことは、自分の軸にもなるし、頑固な癖にもなりかねません。一個一個、取り出して、見直して、また仕舞って、を繰り返していきました。

人の撮影に触れ合う

いろいろ考えたり、参考資料を眺めながら作った当日用のテキストは32ページ!力作だ!とみなさんに渡しましたが、ワークショップの最中にテキストを開くことはありませんでした。

それよりも、持参したメリメロさんのケーキ、100均で買って行ったお皿やカトラリーを並べながら、自己紹介のすぐ後

「撮ってみましょうか」いきなり実践モード。

色紙や小物を準備したので、並べたいように並べて撮りたいように撮ってもらいました。「充分お上手なのに、なぜこの講座を受けたんでしょう?」と思うような出来上がり。

同じスペース、同じケーキ、同じ条件であっても人それぞれの角度や切り取り方、光の読み方で個性際立つ写真が出来上がります。

見ている私がワクワク、楽しい♪

「ねー、もう食べていいかな?」と言ってもらつて我に帰り、みんなでお茶しながら撮った画像を見せ合いっこ。いいねーいいね!

学ぶ→撮る→編集する→発信→撮る サイクル

参加されてる方同士、「なになに!?これどうやるの?」「いいな、私も撮らせて」自由に情報交換、交流して、高め合っているのが素晴らしい。

iPhoneユーザー対象でしたが、Andoroidの方も参加してくださったので、Appleには無い機能や特技を知ることができて、面白みも上がります。

標準カメラ以外にも、おすすめアプリを伝えているので、そこはどちらのデバイスも共通…!?あれ?メニューの位置が違う?思ってた機能が出てこない?などなど、いろんなハプニングもありましたが、

「こんなにいろいろできる機能あるの、知らなかったわ」という感想を多くいただきました。知らなかった、ことを意識できたら、成功です。

繰り返しが大切、学んだら実践、実践したら誰かに見せて反応を知る、また学ぶ、学習と同じサイクルを提案しました。

常に情報は更新される

iOSも、追加アプリも、SNSのサービスも変化し続けています。これ使えそうだな!と思ったら、参加者グループに投稿して、「ワークショップの時には知らなかった、こんなアプリ見つけました!」と共有しています。

受け終わったら、終わり。なのは勿体無いかなあと思って、更新情報はお伝えしていけたらなと思っています。

開催後の自分の感想

おかげさまで、今のところ3回、ワークショップを開催させていただきましたが、発見がいっぱい。

iPhoneとAndroid、デバイスが変わるとこんなに変わる。撮る人が変われば写真も変わる。ものすごーーく有能な補正機能が付いている「人間の目」と、人では再現できない「有能なスマホの目」両方のいいとこ取りを目指して、情報をお伝えしてきたつもりなのですが、果たして受けた方はどう感じてるんだろう?

グループワークと、マンツーマンでのadvance商品撮影。どちらも学びと発見が盛りだくさんでした。情報を盛りこみ過ぎてみなさんのキャパオーバーさせてないか、様子見ながら盛り付けたつもりでしたが、多分ヘトヘトだったと思います。反省。

サロンに差し込む美しい光と、適度な静寂が集中力とリラックス空間を演出してくれて、個々が持っている創造力や美意識にピタっとつながる素敵な空間を使わせていただいたのも、ベストでした。

ワークショップしながら、テーマに掲げていた「他人からのいいね♡を増やす」ことよりも、「自分の投稿に、自らいいね♡♡を倍!押したくなる、自分の撮った写真が好きになる」ことがテーマ、目的だったなと、気づきました。

自分が感じたワクワクは、ブワッとモコっと、拡張、拡大、拡散、されていく感覚があります。撮影した画像を通して、他者に向けてそのワクワクが伝わるような、共有して笑顔が広がっていくような、撮影のお手伝いができたらば、幸いです。

屋内の次は屋外

次はゆきえさんからのリクエストを聞いて、ワークショップは屋外に飛び出す予定です。ご興味ある方はDMください(どこでやろーかなー)❣️

https://fb.me/e/2iyh06v92

サポートありがとうございます! 私に書くことの喜びを感じさせてくれて 心から感謝します。大切に使わせて頂きます(^-^)」