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職場でトラブルが起きたときどうする?③

こんにちは、リハコン 水曜日担当廣瀬です。

前回の記事では、「ハラスメント」について書かせていただきました。

いままであまり気にしたことのない方であれば少しは参考になる内容があったんではないでしょうか?

さて、本日のトラブルは、、

「上司に規則を破るような指示を受けた場合」のトラブルについて書いていけたらなぁと思います。

目次

・上司に規則を破るよう指示を受けた事例

・指示を受けた際の具体的対応策

・上司に規則を破るよう指示を受けた事例

では早速。

現場で働くリハビリスタッフ(自分は関わっていない職場)からの相談でした。

上司から、一日に取得可能な単位を毎日目一杯実施するよう指示を受け、溢れた分は、上司の名前を使って記録を書くよう言われました。コレってアウトですよね?

こういった相談は、結構聞きますが、保険に関わるリハの提供や、居宅介護等々については細かなルールが定められており、それに従ってサービスを提供するのが普通です(というか例外はありません)

要求が一度きりの場合もあれば慣例化していることもあるでしょう。

こういった規則を破る点については、大したことではない部分と大惨事になる事象があると思いますが、

多くの人は葛藤を覚えるでしょう。

立場によっても、それに従うことで自分が受ける恩恵が明確だったりする場合や、従わないことで就業に営業が及ぶ場合もあったりするかもしれません。。。

悩ましいですね。

・指示を受けた際の具体的対応策

上記の事例のように、意見や感情の衝突に対処する時によく聞くアドバイスは

できる限りウィンーウィンの解決策を見出す

がセオリーかなとも思いますが、上記の法令等に関わる部分や倫理に関する内容の場合は、まったくもって良い解決策にならないかと思いますので、いくつか対策を書いていきたいなと思います。

1.相手の利害について訴える

指示した相手は、それが問題となる可能性を理解していて支持する場合もあれば、その逆もあるでしょう。指示された内容を再確認したあとで、相手にとってどうなる可能性があるのか(特にデメリットな部分)を心配するような声掛けを行ってみましょう。(←あくまで心配する態度が重要ですww)

2.相手に葛藤を起こさせる

大体の人は自分は常に正しく真っ当であると認識したがる傾向があるので、自分がしたことと自分が認識している自己のイメージがずれていると気づいたときに大きな葛藤を起こせます。

何が正しく真っ当であるかを強調して指示された内容を遂行してよいか確認してみましょう。

3.ただ「できません」とだけ言う

上記の対応で反応しないタイプの人は、静かに真摯に拒否し、断りましょう。サラッとこういったことをされた上司は、不安に苛まれるでしょう。

4.他者も巻き込み「できません」という

ここまで来たら、同僚や上司の上司に対して組織内部での告発に踏み込んでみてはいかがでしょうか?

ただしこちらの対応方法は、注意が必要で、慣習的に規則を破る指示が来ている職場では上席者への訴えは注意して行いましょう、もっと大きな地雷を踏む可能性もあります)

中間管理職で就業している場合は、慣習的に行われていたものを正していく役割を担っている人も実際にいるでしょう。こういった場合は更に複雑になるので、また別の機会に具体的な事例を書いていけたらなあと思います。

5.味方を増やす

私は結構活用している方法なのですが、正しい情報を認識しているスタッフを地道に増やしていくことです。

コレも、大体いつくらいまでにはどうしたいかなど、数値的な目標なども同時に刷り込むと効果が高いですね。

6.上司が推奨する規範や行動指針を逆手に取る

それなりにマネジメントを行おうとしている上司なら、その上司がとっている行動規範や部下に求める指針などが明らかになっている場合もあるでしょう。ちょっとリスクが高いですが、上司の言う方針に合わないからと言う理由で追い込む方法もあります。

8.最終手段

ここまで来てなかなか解決が難しい場合は問題がなかなか根深いかな、、と思います。。

ここで書くのは避けます。。直接ご相談くださいませww


追伸:

そういえば、この話を書いているとき、私が一年目のことを思い出しました。単純に私の経験不足もあったのでよく怒られていた上司がいまして、部分的に完全パワハラだったので完全に病んでたんですが、その時別の上司に言われた一言が、結構クソだったんですよね。

「廣瀬くんの後進にも廣瀬くんが今されていることが起こらないように広く会社に対して訴えるべきだと」

まあ、言いたいことは分かるんですが、全く私に寄り添う気配が感じられない意見で、退職時のメッセージは「石の上にも3年だよ」と、、。

ときにはサラッと去ることも必要かもしれませんね。部下思いの上司になりたいもんですね(^^)

それではまた!

廣瀬哲司@tetsuji_hirose




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