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セラピストの価値は届ける相手によって変わる


セラピストの価値


とある方と話しているうちに質問を受けました.自分の効果判定ってどうするのかなってことです.
患者さんや利用者さんなら効果判定は検査・測定・評価することでセラピストとしては理解しやすく実施できますよね.その対象者の身体状況じゃなくて,介入することの社会的な価値や効果はどのように表したら良いですか?と質問を受けました.介入することでの自分自身の価値ですね.

効果判定はたくさん

患者さんや利用者さんから,『◯◯さんのおかげで歩きやすくなった』とか『この方法なら痛みなく動作ができるようになった』とお褒めのお言葉をいただくことはたくさんあるかと思います.わーい!って喜ぶのも良いのですが,どれくらい歩きやすくなったのか,どの動きが変わったのかの効果検証を行った上でセラピストとしての効果判定を行いますよね.歩行評価でも自立度,時間計測やケイデンス,歩行距離,歩行分析,ふらつきの発生頻度などはすぐにでも浮かびます.
この評価は誰に向けての何の効果を伝えるのかと考えると使い分けができます.

本人へは,歩容や転倒の注意点
家族へは自立度や介助
病棟へは安全な歩行距離や移動方法
主治医へは予後やその到達度

では,私達がコンサルとして社会に介入することでどのような効果があるでしょうか?

誰に見せるかで指標は変わる

私ならば,研究活動のためのタスク管理やスケジュール管理から介入するので
受講生へは,残業時間の減少,自由時間の増加
リーダーへは,チームの活動の効率化,プロジェクトの進行,教育負担軽減
経営者へは,残業代減少,人手不足解消,
などが考えられます.

リハコンメンバーの能力を見渡すと
経営戦略構築(集客,人材雇用,広報)
手順書などの作成にかかる作業効率化
教育や伝達の効率化(研修内容修得,資料作成,教育投資効果)
人と業務の課題解決(生産性向上,業績向上)
に長けてる人がいますな〜

誰に見せるかで効果判定の指標も変わりますし,価値が見えてきます.

まとめ

受け取る相手の立ち位置,ほしい物によって提供する指標は変わります.
あなたの持っている能力は,誰にとってどのような物でどのような価値があるでしょうか?
リハコンと一緒に見つけていきましょうか.

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