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後光の力を認識しておく!?

こんにちは! リハコン廣瀬です!

前回の記事では

自身の行動の傾向を少し整理し、自分はどのようなタイプに偏っているのかなど少し考えました。

本日は、

「ハロー効果」

について書いていきたいと思います。

ハロー効果とは・・・↓

人物や物事を評価するとき、目立ってすぐれた、あるいは劣った特徴があると、その人物や物事のすべてをすぐれている、あるいは劣っている、と見なす傾向。出典:デジタル大辞泉

タイトルはなんだろ?と思わせるために書きました、、すみません^^;

ハロー【halo】 の解説 出典:goo辞書
1 聖像などの光背。後光。光輪。2 太陽や月の周りに現れる光の輪。暈 (かさ) 。3 凸レンズ状の銀河を取り囲んで球状星団が分布する領域。4 ハレーションのこと。

例えば、家電用品を買うときに、価格ドットコムを見ることがあるのではないでしょうか?

口コミの評価が高いと、これだけ多くの人が高く評価しているから、この製品は信頼できる、というイメージが先行し、実際に使ったことがなくてもそのように判断しがち、、というのはなんとなく理解できますよね?

S○N○のカメラなら大丈夫、等、ブランドに対するイメージも同じです!

これが起きる原因は

人間はPCのように論理的オンリーなCPUとは違い(今は違うという反論はなしでww)、情報を錯綜させて覚えたり理解する傾向がある点
人間は掘り下げて考えることをサボる傾向がある点

などと言われています。

判断のミスを避けるために、「深く考えて情報を集め、滴定とより思われる判断を繰り返す」ことは大変で、

人間は思考をショートカットする傾向があるのです。

では、

マネジメント上でどのようにマネージャーはそれを意識できるとよいのでしょうか?

マネジメント上における影響(管理職から見た影響)

ざっと思いつくものを簡単に書きます。

・面接 (元気で見た目がいい≠仕事ができる etc)

・人事評価 (大病院での就業が長い≠当社でも活躍できる)

      (転職の回数が多い≠忍耐力がない)

・その他重要な判断をする際すべて     などでしょうか、、。

なんだか上げるときりがないイメージですね^^;

マネージャーはどう意識していけばよいのか

想像してみると、ハロー効果が現れている箇所を特定しようとしても、

たくさん想像がついてしまい収集がつかない感じてきたのではないでしょうか??

同時に、効果が現れるところすべてを正しく判断することがおそらく困難であることも理解できたのではないでしょうか?

でも、、、そういう中で実績を上げていくのが管理職ですよね(^^)矛盾!

今回は、2点だけ、意識できると良いポイントを記載していきます。

①現場では意図的にハロー効果が現れている場面があることを認識しておく
②惑わされないための基準をもって、修正していく

①現場では意図的にハロー効果が現れている場面があることを認識しておく

組織を立て直したり、事業所の再起動などに携わる場合によく経験することがあるのですが、組織内に小グループができてしまっている組織を見ることがあります。

「上席者の意思決定にそぐわないことが正しい」などと

意図的に印象を操作し、改革の抵抗勢力となってしまう場面があるでしょう。管理職として、改革の抵抗勢力ちゃんと向き合い、進めていくことは当然ですが、こういった場面ではハロー効果をある意味上手に活用している職員がいたりする点に注意できると良いでしょう。

先の口コミもそうですが、情報がありふれていてアクセスしやすい現代では、よりこのような形で安易に判断しがちな人が増えていることも理解しておくべきと思います。

特に個人間のトラブルを解決していく際はこの影響がより強くなりがちなので、当事者から必ず情報を収集して管理職自身が実際の現場を見て、

事実を持って判断を下す習慣をつけると良いでしょう。

②惑わされない基準をもっておき、それを修正し続ける

ハロー効果は、誰にでも起こりうる事象です、管理職はそれをより高い基準で評価・コントロールしていく必要があるわけですが、

キリがないからといって「キリをつけて向き合わない」ではだめですよね。

ん、さっきのも合わせてちょっと体育会系っぽいww

先に記載した通り、

短時間で判断
情報が少ない中で判断

する際にミスがより起こりやすい原則を理解して優先して基準を作っておき、  

常に振り替えれるようにしておくことが良いと思います。

たとえば、、

・面接なら、「必ず聞く質問を固定化→就業後に評価判断→質問等の再構成」

・職員間のトラブル解決なら、「対応の基本方針の作成」

・人事評価なら、「評価者以外の第三者の評価の導入」

など、

可能であれば身を切る決断は避けたほうが良いに決まっていると思いますが、改革をすすめる中で身を切らなければ進めないことも多々あり、

これら事象ごとに対応を上手に変えてく難しさは管理職の醍醐味ですが、臨床と同じくデータをもって振り返られるようにしておくことが、より判断のミスを少なくする上では大切ということですね(^^)

明日もモヤッとしながらスッキリしたイメージの実現のため進んでいきましょう!

では!

執筆:廣瀬哲司@tetsuji_hirose

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