マガジンのカバー画像

Rehacon*マガジン

PTOTSTの「新しい価値」を考えるコミュニティマガジンです。 「臨床×経営参画」「臨床×マーケティング」「臨床×研究」「臨床×組織マネジメント」「臨床×医療ビジネス」といった経…
マガジンの購読に加え、オンラインセミナーへの参加、オフ会への参加、購読者限定Slackで議論を深め…
¥1,980 / 月
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

マーケット感覚の虎の穴。No.4

こんにちはアナリストのアナダです。 今回のテーマは組織文化という話です。 まずは、この戦略策定におけるANADA理論を見て下さい。※わりとどこでも見るモデルなのですが、医療介護系で使すいように我流で改変しています。多分イゴール・アンゾフのマトリクスベースかと さてさて、図に入るのですが、 実行の前に、戦術の策定/選択があるし、戦術の前には戦略策定/選択があって、さらに戦術の前には内部分析と外部分析をしつつ、そもそもビジョンに合わせるべきであって、そのはじまりは理念ですよ

研究活動に必要な能力は,働く大人の必須スキルでもある

実習中に急に始まった卒業研究が初めての出会い 20年弱前,長期実習2期目の病院で初めて研究活動に触れることになりました.センサを用いた定量評価をテーマに積極的に研究活動を行っている施設でした.ほんと軽い気持ちで「卒業研究もしなきゃな〜」とスーパーバイザーに相談したところ,これでやってみ〜と渡されたのがF-SCAN.義務教育の段階からすべてが平均値出会った僕に取っては「研究???フラスコでもふるんかいな」ぐらいの認識でしたが,いきなりセンサを用いた定量評価に出会います. この

「相棒さがし」

お疲れ様です! Rehacon365の土曜日担当、氣田(けた)です! 今週も「リハ職ができる立ち上げ支援のコツ!(クリニック編)」の内容をお送りしたいと思います! 先日の記事「視座の話」は、たいへん多くの方に目を通していただけて光栄でした。ありがとうございました。 ※「視座の話」はこちら↓ 「視座」が高まったところで 「さあ!社会課題解決!クリニック立ち上げちゃいましょう!」 といきたい流れですが… 「どこにクリニック立ち上げ案件があるの?」 って、お話しです

【セラピストの置かれている状況整理② -歯科医師との比較・地域軸キャリア思考-】

どうも、リハコンの細川です。 前回に引き続いて、今回も現在の状況整理をしていきたいと思います。 まだ前回記事を見てない方は是非どうぞ。 ◆供給が需要を上回る歯科医師を例に考えてみるそれでは、このような状況下で業界として個人としてどのようにしていくべきなのか? 前回添付した過剰供給記事の“主役”となっている「歯科医師」を例に考えてみます。 「歯科医師」もかつては安定した職業だといわれていましたが、需要に対して供給が過剰になっていると問題視されており、これまでにも厚生労

院長に提案しよう!「外来の集患 編」

いきなりですが質問です。 皆さんは経営者に”提案”をすることはありますか?? 例えば、 皆さんが病院で働いていて院長にある提案をしたとします。 そして、その提案した内容を実行したら、 売上が増えた となれば、院長は大喜び。 提案をしてくれたスタッフを評価してくれるでしょう。 ですので私は、積極的に経営者に”提案”することをお勧めします。 臨床+提案力 この考え方は、自身のキャリアにとって追い風になります。 (※あまりにも的外れな提案だと、リスクがあります

後光の力を認識しておく!?

こんにちは! リハコン廣瀬です! 前回の記事では 自身の行動の傾向を少し整理し、自分はどのようなタイプに偏っているのかなど少し考えました。 本日は、 「ハロー効果」について書いていきたいと思います。 ハロー効果とは・・・↓ 人物や物事を評価するとき、目立ってすぐれた、あるいは劣った特徴があると、その人物や物事のすべてをすぐれている、あるいは劣っている、と見なす傾向。出典:デジタル大辞泉 タイトルはなんだろ?と思わせるために書きました、、すみません^^; ハロー

管理職の役割とは?②

皆さんこんにちは 火曜担当の長澤です。 前回の記事で管理職は「経営サイドと現場サイドの橋渡し」として経営サイドの考え、事業計画の内容を咀嚼して現場サイドにわかりやすく伝達する事が重要と書きました。 今回は私が何に気を付けて伝達しているかについて書いていきます! こんな私ですが、実は管理職になったのはP Tになって数年目くらいでした。 リハビリ部門を立ち上げ、スタッフの数が増えてきたタイミングで打診されました。 漠然と出世的なイメージから二つ返事で承諾し、意気揚々と

“分ける”だけでは足りない!?

こんにちは、Rehaconマガジン 月曜担当 やらなきゃ損損、野沢です さて、前回は“分ける”という工程を通して“分かる”状態にたどり着きやすくなる というお話しました。 前回の記事を観られていない方はぜひこちらをチェックしてください。 分けるために、箱を用意し、箱を作ってから新たな情報を入れ、 既存の情報を整理していくと分かりやすい状態になります。 しかし、“分ける”だけでは不十分です。 その理由は、、 ①単純に分けることができないことがある ②場面によって箱

マーケット感覚の虎の穴。No.3

こんにちは!アナリストのアナダです。 今回はやばい事例見つけたのでご紹介です!! とりあえずこれを読んでください↓ 参考) http://www.env.go.jp/earth/ondanka/nudge/renrakukai05/mat04_2.pdf なにがやばいか?自治体が行動経済学のメソッドを思いっきり使用してきています!! もちろんデザインのコンサル会社自体?の取り組みもすごいし、そこに依頼した自治体もすごい。これマーケティングではソーシャルマーケティングやヘル

「視座の話」

お疲れ様です! Rehacon365の土曜日担当、氣田(けた)です! 先日は「コロナ特集」ということで、内容変更しましたが、 今週から「リハ職ができる立ち上げ支援のコツ!」に内容を戻し、お送りしていこうと思います。 ※「立ち上げ」…組織や企画を新たに始めること。参照:三省堂 大辞林 第三版 …と言っても、まずは なぜ、「立ち上げ支援」に関する内容をお送りしていくのかというところから説明ですよね。 説明超簡単です。 私、立ち上げばかりしてきました← です。 しかも、「

研究活動の前に,頭の中の棚卸しをして目の前の事に集中しよう.

ごちゃごちゃのままでは目の前が見えなくなるやるべきことが目の前にあるのに,なかなか手が進まず, 進めようとすると別のことが頭のなかをよぎり,集中できない. 今しなくてもいいことをしてしまい,最優先の案件が後回しになることありませんか? 若手臨床家の頭のなかはごちゃごちゃ私が若手の頃,頭の中はごちゃごちゃでした. 社会人になると仕事をし,自分の時間を持ち,興味の幅もするための時間もお金も手にはいります. PTとしての腕前を上げるためには勉強をしないといけない. 仕事を覚えて,

【”ハイ・コンセプト時代”に向けてセラピストの置かれている状況を整理する①】

はじめまして、リハコンの細川です。 前回記事では、ハイ・コンセプト時代に向けてその要素の説明をした。 今回は前後してしまうが、現状セラピストが置かれている状況について改めて整理をしていきたい。 ■セラピストを取り巻く現状は厳しい?周知のとおり、理学療法士、作業療法士の現在の人数を考えるとざっくり毎年理学療法士は10,000人以上、作業療法士は5000人以上、言語聴覚士も毎年1500人以上誕生しており、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士を合わせると毎年1万5千人以上が誕生

あなたがいつもしている行動のタイプは?

皆さんこんにちは、 リハコン 廣瀬です。 本日からは、前回の記事にある 自分の状況を正しく把握する 点について、いろいろな方向性から毎週記載していきたいと思います。 第一弾として、 リーダーとしてのあなたの行動の傾向を把握していきたいと思います。リーダーシップの歴史を簡単に振り返ってから整理します。 【リーダーシップの歴史】 リーダーシップの研究の歴史をすごく簡単に説明をすると、 ①リーダーシップは生まれつきか? (個人の特性のみでは有能なリーダーになれるか

管理職の役割とは?①

みなさん、こんにちは 火曜担当リハコンの長澤です 今日は管理職の役割について書いていきます。 まず大前提として上長、経営者は管理職に何を求めているのでしょうか? 下記の表をご覧ください↓ ミドルマネージャーの職位、権限は組織によって異なる為、一概には言えませんが、多くの経営層は育成・マネジメントに期待している事がわかります。 私の経験でも多くの経営層の方が「スタッフが思ったように動かない」「育たない」「辞めてしまう」などスタッフの管理関係のお悩みを持たれているケー