見出し画像

新入社員さん

新卒ではれて社会人生活スタート!!
今年の4月入社の新人さんってどんな気持ちなのだろう?

今は時代が大きく変化し、新卒以外の転職者も多く、毎年企業には様々な年齢の新入社員が入社される。

一方で、このコロナの影響で、満足な新人教育も受けられてい無い人も多いのではないだろうか。

離職率が高まると「ブラック」と言われてしまうご時世において、このコロナ禍で退職を考えた人が出てくると、受け入れた企業は、リクルートコストがかかるのはもちろん。ブラック的な風評的なリスクと実質的なコストリスク両方に目を向けなければなら無い。

もし、新規採用で求められる人材の素養に、一般的社会マナーや教養を身につけていなければ、採用側としてもそういったスキル養成の時間とコストを見込む必要性が高まる。

そう思うと、大学における「一般教養」や「共通教養」にみられる、社会に出るためのカリキュラムもチグハグしている部分があり、あまり新人さんに求める教養をカリキュラムとして組まれてい無い。そう言う意味では大学生はアルバイト経験ではなく「インターン」における社会経験で、いかに短時間でしっかりとした経験を積んでいるかが重要になる。即戦力にはなりにくいのだ。

私見ではあるが、自信過剰になってしまう傾向がある学生さんには、自信を高める前に「教養」を高めよ!!と、メッセージしたい。

30台前半に至るまでは、教養を高める事が、受け入れる企業にとっても、入社する人材にとっても「インカム」を求めやすいのではないかと思うのだ。

どうしても

あいつデキるやつ!!

と、自身の部下育成の評判を高めるために言いたい上司と、そう言われると自己肯定感をくすぐられる部下と、両者の思惑が合致する。

しかし、優秀のレッテルを取りに行くのは良いのだが、いくら人材の評判が優秀な人がたくさんいても「生産性」が伴っていなければ意味が無い。

社内評判が優秀な人材育成をするのではなく、労働生産性の高い経験をいかに積むかどうかが重要なのでありる。

「労働生産性を高める」ための教養やスキルをいかに30台前半まで、身につけるかが大切なのだ。

何を発想し、どんな行動をとるのか、また誰とその仕事をするのか、誰にお願いをするのか等、ビジネスの基本教養の真髄を学び続ける。

これこそが人生100年時代に入り、定年の年齢が高齢化していく中で、変化を受け入れながら生き抜いていくために必要な「教養」なのではないか。

新卒社員を受け入れる企業は、そういったメンタリティを伝えることが肝要である。

おじさんの経験に基づく実話研修ももちろん必要性はあるかもしれない。

しかし、それだけで新入社員研修が終わってしまっていては、「学び終えた」と思っている新入社員に「学び続ける」意味を伝える事はできない。

会社を発展させるためには、社会的変化に強く、どんな時にも諦めない挑戦し続ける企業人育成を目指すべきではないだろうか。

企業は、自信過剰になりたがる元学生たちに、変化の中を生き抜く知恵と教養を「伝える必要性」を再認識してもらいたい。

改めて、研修における「意味合いの見直し」を提唱したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?