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クリティカルシンキングを身につけて、QC1.618やTaGaを考察してみる。

クリティカルシンキングとは

クリティカルシンキングとは、「物事を批判的に捉え、判断する」ことだ。日本語では「批判的思考」と訳される。

「批判的」と言うと強すぎる訳となり日本では誤解されがちになるので、「物事の本質を見極め、論理的に思考すること」と捉えるとより近いものになる。

これまでの流れや、習慣、状況などに影響されることなく、本質を見極めるのがクリティカルシンキングだ。

クリティカルシンキングが注目されている理由

ここではクリティカルシンキングが注目されている理由を2つ紹介する。

1.柔軟な対応が必要な時代になった

時代の流れが速くなり、求められるものが頻繁に変わるようになった。短いサイクルで最適解が変化するため、今までの常識が陳腐化するのも早くなっている。
それにより、現在取り組んでいるもの、目指しているものが現代に見合っているものか確かめる頻度が増えた。

2.本質を見抜くのが難しくなった

数十年前と比べて様々な価値観が存在するため、物事の本質が分かりにくくなっている。捉えそこねた本質を基に行動した結果、失敗をした会社もある。本質理解を重要とする企業が増えてきており、クリティカルシンキングの重要性が見直されるようになった。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いとは

論理的に考える、客観的に考えるという点でロジカルシンキングとクリティカルシンキングは似ているので、一見分からない人もいるだろう。ロジカルシンキングは課題や問題に対して、考え方に筋道を通し主張と根拠を論理的に説明する思考法であるのに対し、クリティカルシンキングは与えられている現状・問い・条件について物事の本質を見極め、「本当にこれで良いのか」と前提から疑う思考法だ。前提を疑うかどうかが大きな違いといえる。

クリティカルシンキングを実践するメリット

クリティカルシンキングを実践するメリットは以下の5通りだ。

1.事実に基づいた判断がしやすくなる

主観を入れず中立的な立場に立って考えるため、事実に基づいた判断がしやすくなる。周囲の感情や思惑にも影響されなくなり、データのみを根拠にした判断ができるようになる。前例を基に判断するなど、過去の実績に基づいて判断する機会が多い人は、有効だ。

2.矛盾点を見つけやすくなる

前提条件を疑いながら考えるため、矛盾点を見つけやすくなる。結果、そのテーマに関する課題や問題点も見つかりやすくなり、解決までの筋道を描くのも楽になる。

3.リスクを回避できる

クリティカルシンキングによって、今まで気づかなかったリスクが発見され、それを回避できるチャンスがある。良い部分ばかり見て行動し続けてリスクを見落とすことが減るのだ。

4.コミュニケーションをとりやすくなる

クリティカルシンキングでは私情を含まないため、仮に話し合いがあったとしてもお互いの感情を交えながら討論することはない。事実に基づいて話し合いを進めていくため、スムーズにコミュニケーションがとれるのだ。

それに伴い、問題解決までのスピードアップも期待できる。課題を多く抱えているチームにとっては、ロジカルシンキングが救いの手となる可能性がある。

5.新たなアイデアが生まれる可能性がある

クリティカルシンキングを用いて、今までとは違う視点で考えていければ、新たなアイデアを生み出すチャンスがつかめる。革新的なアイデアが誕生すると、新規事業に役立つ可能性がある。




クリティカルシンキングを身につける方法

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