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【7月のひと言:GRAPEVINE「雀の子」を聴いた】

聴いた瞬間「この路線(「ねずみ浄土」系)で来たのかー!」と、予想はおおいに外れました。もっと暗くて、どんよりしてるヤツが来るんじゃないかと思っていたから。

しっかし、なんなんだこのバンドは。そして、この攻めためちゃめちゃかっこいいサウンドは。しかも「ねずみ」の次は「雀」で「お餅」の次は「饂飩(うどん)」ですか。スタッフ、ツアーグッズでうどん(乾麺タイプ)作りそう。

GRAPEVINE の素晴らしいところは「そこそこのキャリアを積んでいるのに、時代の最新音楽に対する関心と解釈が深く、そこから独自の世界観に繋げ、構築していく力がある」ところ。このバンドの場合、ロックとは、ひとつの概念を壊し続ける姿勢、スタンスのことなのかもしれない。

今回の歌詞は関西弁が炸裂していて、相変わらず言葉選びのセンスも爆発しちゃってるわけですが、現実を受け入れて自らを鼓舞している様子には、正直「心中お察しします」としか出てこなかった(苦笑)。でもまぁ、つよく「頑張れ」とは言はないけれど、見守っていたいとは思う。踏ん張り時だね。


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