見出し画像

20200105





私は他の人とは違うのなんてのも、もう疲れた。
誰にも見せない顔がある。
親しいあなたにさえも見せられない、見せてない顔だってあるんだ。
誰だってそうだと思う。
本当の顔はどこにもない、まだ見つけられてないだけのかな、でもどれも私なんだよ。
誰がなんと言おうと、私はここにいるよ。
名前を呼ばれれば振り向ける。
年齢や見た目、世間体にいつまで振り回されるのだろう、というより振り回され続けている現状をいつまで続けるのだろう、ということだ。
自分も然り。
世界は常に動いていて、そしてその壮大な的の中にあるほんの小さな点の集合体。
そう考えてると行く先はいつもこれ。
人間一人なんてどれだけちっぽけなものなんだろう。
そしてそのちっぽけが考えていることなんてもっと小さいものだ。
だけど、小さいからって油断はできない。
いつどんな時でも感じてきたものは、残っている。
忘れたとしても、どんな形かはわからないけど戻ってくるんだ。
それを今、心から感じている。
新年を迎えた。
2020年、1月。
今日は私が音楽の世界へ入り込んだ時からの出来事を全部紙に起こしてみた。
それは紙きれ2枚に終わった。
少ない、多いの問題ではなく見返すことがしたかったからだ。始まりはそう言う気持ちにさせてくれる。
自ら決めて、動いて、どんな人になりたくて、どんな大人が嫌いで、どういう部屋の中に身を置きたくて、どんな人たちに囲まれていたいのか、そして自分の幸せとは何か。
『生まれてきた理由を探している』
一年ごとに増えていく手帳の中にあった言葉。
人と関わらなければ、傷つかないのに
人と関わらなければ、生きていけない
そんな、痛々しくて繊細で、どこにも吐けないようなことも全部、唄にすることで生きてきた。
怒りも、涙も、温もりも、寂しさや優しさも見逃したくないんだ、誰にも理解されなくても、私はちゃんと見ていたい、如何なるちっぽけな感情でも、何でも。
例えその感情たちに翻弄されようとも、掻き乱されようとも、いくら時間がかかろうとも、言葉を紡ぐことは、止まらないだろう。
唄うことは、止められないだろう。
全て起きたこと、起きることには意味があって、今こうして私が言葉を残していることにも意味があるんだと思うと、今日も一日生きてくれてありがとうって思える。そんな私になれたことをちゃんと私に感謝したい。
そしてそんな私にしてくれた、周りの友達や家族、温かく応援してくれている人たちに感謝をしたい。
いつも、ありがとう。






Coco




#エッセイ #コラム  



世界でたった一人の自分で在り続けること 頂いたサポートは創作活動への励みにさせて頂きます。見て下さりありがとうございます。