初登山からもうすぐ1年。
早くも山の話をしてから1週間経とうとしている、、。
こういうところである。
頭のどこかにずっとあるんだけど辿り着くまで時間がかかるんですね。(はい)
「木曽駒ヶ岳」の写真を見て行ってみたい!と思いそこから登山靴とリュックと服を買いに行って。最初に行ったのは御在所岳。
2023年8月、とてつもない暑さの中の初登山。
想像以上の汗と全身の痛さでした。完全に登山を舐めていたと思います。正直こんなに登山って辛いんだと思いました。
なのですが!
大自然がそれを癒してくれます、、、
そして達成感。
ちなみに御在所岳はロープウェイでも行けるので本当におすすめです。空気も景色も本当に本当に、最高でした、、、
こんな景色が日本にあるんだ〜と自分の知っている世界は小さいのだと思わせてくれます。
「山」という存在が身近になかったので山か〜緑が綺麗だね〜くらいの感想しかなかったつい最近でした。
大好きな空と海と星と、山がそこに加わって本当に自然野郎と化そうとしています。笑
青、藍、透明、白、黒、私の好きな色たち。
そこに緑が入ってきました。
まさに「色」が加わっている感覚。
わたしの人生単位で、変わっていっている気がする。
五感が冴えていくというか、そのままでいいんだ〜と思えるというか。
この間ついに行った木曽駒ヶ岳もバスとロープウェイでもいけます。ここも本当に良かった、、、
「登山」は長いマラソンのような運動量で、汗をびっしょりかくし、辛いな〜と思う瞬間もあって、景色綺麗〜だけじゃない。
まさに登りきった先に見える景色がある、が目の前に何個も広がっていて、頂上に辿り着くと「達成感」をしっかりと感じられる。
この間登った白馬岳では思わず嬉しい〜!と声が出た。
なんせ今までの登山とはレベルが違いすぎた。笑(結構笑い事ではない)
片道8時間で登って山荘で泊まり、下山は6時間という初のトラバース。山々を越えました。
雨と霰と雷に襲われながらなんとかついた山荘。とてつもない達成感。
そこで食べたご飯、ビールは格別でした、、、
山荘は21時に完全消灯なので寝て、朝は4時に起きて朝日を拝みたいと思ったけど残念ながら曇りでした。
帰りもあまりいい景色は見れないかなと思ってたけどなんとこの景色、、、
本当にご褒美タイムというか、今までの疲れとかが一気に吹っ飛んで、こんなことあるんだと涙が自然と出てました。
"自分の足で歩いた"という経験が自分にたくさんの自信をくれた。こんなことない。
何時間も歩き続けて見える頂上からの景色。
それだけではない大自然の中で"私"を感じながら、自分を褒めてあげようってちゃんと意識できる。
これってすごいことだなと。簡単そうでそれが難しかった。
この感情が起こるのはわたしにとって大きな一歩だと思います。
これだけ歩いてきたんだ、汗かいたんだ、呼吸が浅くなりながら何がいいのか悪いのか、あらゆる雑念、思考なんてする暇なく今、目の前に集中ができる。
自分では想像もつかない景色がたっくさん広がっていて自分の感情をちっぽけに思うことができて心地いい。
そんなこと気にするなー!って全力で言ってくれているような、そこに在り続けている偉大な存在。
今、わたし歩いている。前に進んでいる。
後ろを振り返ってもいい。
自分が歩いていかなければ進むことも戻ることもできない。
己がすべて。己なんてきっと初めて感じたな。
いきている意味。なぜここにいるんだろう。
漠然と消えそうで消えない靄の中をずっと歩いているような感覚のまま毎日を過ごしていた日々を思い返していた。
まさに白馬岳でのご褒美タイムは靄が晴れて目の前にはこんなに綺麗な景色があったんだ、という実体験ができるドラマのような瞬間だった。
どうしたって達成感を感じれてしまう、というのは変な言い方だけど自分の感情ではどうにもできない、対自然とのやりとりなので頂上まで来たんだ!という充足感は本当に自分を大切にできる時間な気がします。
きっとたぶん大袈裟かもしれないんだけど、わたしの中では大きな変化が起きている気がする。
言葉では説明できない、だけど大きな変化と革命を感じている。それをびしびしと感じているこの頃。
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