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"『私はうたうことが好き』だけじゃダメなんだよ"そんなはずない、と言える自分じゃなかったのが悔しかった。


肌の調子も心も軽くなって、だいぶ背筋も伸びてきた。
同じことの繰り返しが始まったらそれは『やめなさい』だ。
滅多に使わない命令系。
『吐いちゃえばいいじゃん』はまだまだ難しい、というよりしたくないの方が強い。
弱さを見せない姿が強さに見えるのは、相手に委ねているからだ。
ただそれを意識下においているかそうでないかというだけ。
孤独は誰にでもある。そして戦っている。
それは閉じこもったものではなく、誰もいない高いところで空の先の地平線を眺めている感じ。前はずっと暗くてひとりだったな。
黒を纏うと、強くなる気がする。
元々の自分に戻れているだけなのかもしれない。
『私は誰でもない』この感覚って不思議。
名前を授かるという、他者からの承認から始まっている。
なんでも飲み込んでくれる黒、隙のない黒、曲がりようのないたった一つの黒という色。
『人と違うことがあってなぜいけないのだろう』って思いながら線に沿って並んでいる人で前が見えないときが一番辛かった。
ずっと上辺を歩いている感じ。
堕ちることも、昇ることもできず、前をみることだけが正とされる。


正解のない世界だからこそ、面白くて、そこに存在を置くことで私は"いきる"を初めて感じれた。
そのとてつもない光に、魅入られてる。今も変わらず。
自分で作った作品がどんな形であれ『承認される』というのはとてつもない光だ。
一度でも、音楽を聞いてくれる、ただそれだけで私にとっては『承認』だ。
"小さなこと"全てを全身で喜んで、悲しい時には泣いていた。


でも今度はこの承認欲求から逃げたくなった。
光が眩しくなった。
人からの感情や向けられる目が何故だか怖くなって、心ここにあらずのままライブをして、でもうたっているときだけはうたに集中できるから、うたっていたのかもしれない。

"『私はうたうことが好き』だけじゃダメなんだよ"
そんなはずない、と言える自分じゃなかったのが悔しかった。





あー、どんどん掘り返されていくなあ。
このnoteにどれだけ書いてきただろう笑

わからない。
自分自身を今この瞬間100%燃やしてます!と言える人はどれだけいるのかな。静かに淡々と。
私はだからこうやってもがいてるんだろうね。
目の前にある180°の世界しか見ることはできない。
その向こう側は自分の中にある空想で。
もはや見ている世界でさえ空想かもしれない。
他者がくれる言葉や感情、取り巻く空気、情報。
それを感じて取捨選択することのできるセンサーの精度次第で自分の世界はできている。
まだ私は旅の途中にいる、というのがすごくわかる。
私は何をすべきなのか、していけばいいのか、そして、何をしたいのか。どんどんクリアになっていっている。
結構そこからの景色にワクワクしていて、あの、もうちょっとだけ余韻に浸らせてください。



Coco



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