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polyhedra

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【孤高】 私の真髄をテーマにした無料記事です。
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2018年2月の記事一覧

あなたを想って泣いてしまったよ

蝶になるために 毛虫は太く成長しなければならない 不平を言ってもしかたがない これが法則なのだ 今この瞬間を名付けるとしたら なんだろう 突然いなくなったと思ったら また現れてすぐ消える 否定から見上げているのは 終わりのない道 そこから目を離すことなく 一点を見ている 悲しいことが悲しいんじゃなくて もっと深くにいるあなたを 忘れようとしたから いけなかった 哀しみは持っちゃいけない なんて酷いことしてごめんね 悲しみ、それは 私の生きる活力であり希望 改め

傷つくことを辞めてしまえば、あなたを愛せない

痛い、痛い 深い傷は癒えることなく そこにある 生まれたときに授かる 唯一無二の器は 色も形も匂いも手触りも 重さも深さも全然違くて それはどうすれば美しくなるのか それぞれ違う行程があって それを決めるのは それを探すのは それを求めるのは それに気付くのは 自分しかいない 孤独が心地いいのは 絶望を感じていたいのは そこに偽りがないからなのかもしれない

夢なんて言葉は嫌い

不透明で曖昧で 不確実なもの 大きな光のような気がするだけ 夢という言葉に昔から違和感があった あなたの夢はなんですか? 何になりたいですか? 何年後は何してたいですか? そんなことないのに なんだか"今"を否定されているようで 人と夢の話をするのは 苦手になっていった 大きなことをするのが 凄いのかもしれない その前に大きなことってなんだ 曖昧で嫌だ 夢は語るほど叶うと皆 口を揃え、肩を並べている うーん、なんか違う。 こんな感じ。 あなたという人はどん

私のおともだち

気にしすぎだよ! そうだよね。 結局、気になることを 辞めれたことはなかった そのままでいいんだよ。 無理して笑うことも 忘れようともしなくていい 幼いころから一緒にいる こっちへおいでと いつでも手を伸ばしてくれた 君と久しぶりに会った 変わらず白くて小さい君は 唇へ指を当て笑っている そこは何も聴こえない 見えているのは景色だけ これがおかしなことだと 思ったことはなかった 言葉にすることで ああ、私にしか見えないんだと知った

冷静と情熱のあいだ

後ろを向いて歩いていた 窮屈を なんとなくやり過ごして 押し付けられたら 上手くかわして 煙草から出る煙を 追いかけている 何万何千万何億万とある 不確かなものを信じて 歩いている 春の訪れを いつまで怖がっているのだろう 空に飛ばしたまんまの 歌声よ 戻っておいで