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短歌 宝石 十首

ターコイズなんだね君の両の目はどうりでひどく傷つきやすい

信号がエメラルド色に灯るとき人々の歩は二拍子になる

どこかにはダイヤのような輝きがこんな僕にもあるのだろうか

アメジストでよかった君の誕生石 二月生まれは財布に優しい

笑い声が聞こえる夜はそばにいて心のそばに寄り添っていて

原石を磨く痛みに耐えられず幸せのまま僕ら朽ちてく

夜空には打ち捨てられたネオンたち 星座になって愛を乞うてる

ここからは夜景がきれいに見えるから僕もあなたもひとりぼっちだ

首都高をフルスピードで生き急ぐガーネットたちを見送る夜更け

ありがとう心からそう言えたならあらゆる傷は輝きとなる

#短歌 #note短歌部

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