短歌 夜01 十首 29 笹塚 心琴 2017年7月18日 22:03 いみじくも生殺与奪権を得て特急列車が目指す終点 今ならば君を嫌いになっていい時計の針が淡く抱き合う 児のごとく腹を空かせた猛獣を紅いルージュで盲従させる 星々に想いを馳せることよりも君の背中に旗を立てたい 本当に一人遊びが上手いのね寂しがり屋の目をするクセに 三毛猫が右向け右を論破しただから今宵は踊り明かそう 約束はしない約束だったでしょ涙がちっとも似合わないから 少年が青年になる 犬が鳴く向日葵たちは知らないフリだ 今すぐにあなたの糸を手繰り寄せ教科書通りに裁断したい 多摩川の水面に映る君の顔揺らいで示す 終わりの合図 #note短歌部 #文縁の友 #チャレンジ中 ダウンロード copy #note短歌部 #文縁の友 #チャレンジ中 29 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) サポート