短歌 布 十首 34 笹塚 心琴 【す-19】文学フリマ東京38 2018年10月20日 16:10 鈴なりの柿をもぐ手の白い様 冬よ二人に早く来てくれ 読書する君の視線がたどる文字 それすら嫉妬する理由だよ 肺呼吸すら苦しいと頑なな君をこのまま抱いてもいいか 赤ペンを握るその手の体温を奪うことなど考えてない さっきからずっと一緒のその腕に影がないのは何故か教えて クリームのトッピングまで我慢したから君をもう許さない 溶けてゆくチョコみたいだね君の声 甘く苦くてクセになりそう もう少し行けば見えるよ果ての地で交わした言葉覚えてるよね 間仕切りはもう要らないよありのまま君を愛すと決めたのだから 嫌だなあ全部あなたの妄想よ 愛なんていつ口に出したの #短歌 #note短歌部 ダウンロード copy #短歌 #note短歌部 34 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) 記事をサポート