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短歌 けもの 十首

満たすことは乱すことと言い淀み強くなれない言い訳をする

ボサノバかボッサノヴァかを問うよりもそのボサボサの髪をなんとか

あの人がいなければ良いこの胸が泣くことがもうなくなれば良い

繋ぎ目がじんじん痛む日もあった それは束縛だったからかな

雨の夜は優しい歌が歌えない 獣になるしかすべがないから

赤色の点滅のほうを見つめて失せた面影まだ探してる

心配をこころくばりと読んだひと 君に一粒ミントをあげる

涙雨貴方がいても涙雨 独りぼっちが増えただけだと

声変わりする前の声を聞かせてとワガママさえも芸術的だ

クリスマスの次の日何をしていたかもう忘れてる平和な世界

#短歌 #note短歌部

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