短歌 天使 十首 33 笹塚 心琴 2018年5月10日 18:20 きみ、天使に間違えられることはない? 僕の視力が落ちたのかしら いくら手を伸ばしたとしても届かない君ならいっそ君ならいっそ 人びとの関心を集めた途端 立ち枯れていく淡いまぼろし あれこれは全部むかしの出来事で今の僕らを責めたりしない 映画館で手もつなげない僕らは結ばれるべき場所を知ってる 人類の歴史に刻まれなくたって僕の海馬に焼き付いている 君を好きになってよかった 後悔も弱さも全部愛せるからスコールの後にかかった虹を見て「これでいいのだ」呟いてみたいつまでも許せずにいる愚かさを優しさと呼び微笑んだ君 何もかもこの日のためと思えたらどんな苦悩にも言う「ありがとう」 #短歌 #note短歌部 ダウンロード copy #短歌 #note短歌部 33 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) 記事をサポート