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広告画像だけではない、バナーの活用法

ネット上の広告画像は主にバナーと呼ばれますが、実はバナーの役割は広告としてだけではありません。バナーとは一体、どんなもので、どのような目的で活用されるのでしょうか。詳しくご説明していきます。

1.バナーとは

バナー(Banner)広告とは直訳するともともと「旗」、「横断幕」、「のぼり」という意味があり、ネット用語ではWebページ上にあるリンク付き画像のことを指します。広告としての役割やアイキャッチとして、他のWebページやWebサイトにアクセスすることを主な目的として使われます。画像にリンクを貼ることによって、クリックすると他のWebページに移動する仕組みになっています。

バナー広告の目的とは、商品やサービスを画像で表現することで、ネット利用者に視覚的に分かりやすく伝える役割があることと、リンクを貼ることによって、他のページに移動して、広告主のホームページに誘導する役目があることです。

2.バナーの歴史

1994年、インターネットが普及したばかりのころ。アメリカの大手電話会社AT&T株式会社が、オンライン雑誌の『HotWired.com』に世界で初めてバナー広告を掲載しました。このようにバナー広告と呼ばれるものはインターネットが登場したときからすでに存在していました。日本では、1996年、「Yahoo!Japan」の純広告の中の1つであるバナー広告が始まりです。同じ時期に、テキストメール広告も開始され、これによって日本のインターネット広告の歴史が始まりました。ちなみにYahoo!は検索エンジンといった無料サービスを提供する一方で、バナー広告を掲載してビジネスモデルを構築するようになり、成功を収めるようになりました。その後、Yahoo!に続いて他社もYahoo!の成功を手本にして、色々なサービスを立ち上げるようになり、インターネットの可能性が大きく広がるようになりました。

3.バナーのメジャー用途

・視覚的にアプローチする場合
バナー広告は画像や動画の形態を取っているので視覚的情報が多く、内容を読まずとも相手の視覚に印象付けることができます。例えばイベント事やレジャー施設など、文面よりも画像で印象付けを行った方が雰囲気が伝わりやすい内容の場合、バナーでの宣伝効果は絶大でしょう。

・自由度が高い
文面だけでなくデザインとしても相手に訴えかけることができるため、デザインに制限されることなく、こちらが相手に伝えたい内容を自由に分かりやすく伝えるための工夫がしやすく、ビジュアル的な効果があるので、衣料品やグルメなどはバナー広告で訴求しやすいため、向いていると言えるでしょう。

・わかりやすい
視覚的アプローチを得意とするバナーは、わざわざ難しい説明文や紹介文を書くことなく相手に意図を伝えることができます。逆に言えばバナーに情報を詰め込み過ぎると、難しい印象を受けるため、閲覧率が下がってしまうのも特徴です。クリックされるバナー広告の特徴はテキスト量が少なく、分かりやすい画像を設置してあることと、見やすく、すっきりとしたレイアウトが使用されていることです。なお、分かりやすさで重要視されている例は企業間との取引です。分かりやすいバナー広告を打つことによって、世間の人は金銭的に余裕のある会社だと認識し、会社の信頼を向上させる働きがあります。

バナー広告は視覚的情報が多く、画像や動画の形態を取っているので、ユーザーに視覚的にアプローチ出来るということが特徴です。文字で伝える場合よりも、バナー広告は商品やサービスのイメージがしやすいので、パッと見ただけで商品の内容やサービスが分かるようになっています。ユーザーに目で見た情報をすぐに伝えられるという点では、バナー広告が適していると言えるでしょう。視覚的な情報を重視する時にバナー広告が用いられるということになります。それから、より多くの人にWebページを訪れてもらうために、画面上の分かりやすいところに設置されているのもバナー広告の特徴です。

4.そのほかのバナー用途

・バナーと言われていないだけで実際はバナーを流用した用途など
バナーは画像による広告のイメージが強いですが、その一方でさまざまな用途があり、いろんな使い方がされています。一つは広告用に作った画像をWebページに掲載したりすることです。ホームページを作る際に、バナー用に作った画像を閲覧者がパッと見て分かるところに貼り付けることによって、情報が入っていきやすくなり、ホームページの内容をより分かりやすく知ることができます。クリック率も増加して、閲覧数が上がることにもつながります。また、パワーポイントのプレゼン資料として使用することも可能です。プレゼンをする時に、お客様に視覚的な情報を与えることによって、商品を分かりやすく伝えることができます。このようにバナーは広告だけではなく、情報や商品を人が得る際に、とても便利で役に立つ素材と言えるでしょう。