【NPO 法人 こえとことばとこころの部屋(ココルーム)】 釜芸を運営するアート NPO 法人。2003 年、大阪市の現代芸術拠点形。成事業に参画し、いまはない新世界フェスティバルゲートで活動スタート。「表現と社会と仕事と自律」をテーマに喫茶店のふりをしながら、さまざまなであいと問いを重ねてきた。07 年に市の事業は終了し、08 年釜ヶ崎の端の動物園前商店街に拠点を移す。16 年同商店街の南に移転し「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」を開く。22年4月より「ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学」に改名。何も変わらないけど「釜芸に泊まりにいこ」「釜芸にお茶いこ」と声をかけあってください。いつもと同じ、その場にいるみんなで「こんにちは」でお迎えします。 【ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学】 2012 年より大阪市西成区・釜ヶ崎でスタート。「学び合いたい人がいれば、そこが大学」として、地域のさまざまな施設を会場に、天文学、哲学、美学など、年間約 100 講座を開催中。近隣の高校や中学校への出張講座を行う。展覧会:ヨコハマトリエンナーレ 2014、アーツ前橋「表現の森」(2016)、鳥の演劇祭(2016)、大岡信ことば館「釜芸がやって来た!」(2017)、花巻るんびにい美術館「えぇ街やで、ここは。釜ヶ崎芸術大学とココルーム」(2018)、さいたま国際芸術祭(2020)、大阪関西国際芸術祭(2022)など。
釜芸、井戸を掘る KAMAGEI, we dig a well!
アフガニスタンの知恵と日本を掘ってきた釜ヶ崎の労働者の経験とともに水脈をたどる。 Digging with wisdom and experience from Afghanistan and Kama. 大阪の真ん中で井戸を掘ったプロジェクト、2019年春から秋の記録。 西成区・通称釜ヶ崎にて、ペシャワール会の水源確保事業に参加していた蓮岡修氏をナビゲーターに、ココルームに通う元・現役の日雇い労働者に教わり、子ども、若者、外国人、難民など700人が井戸を掘りました。 なぜ井戸を掘ろうと思ったのか。 どのような道具でどんな作業をしていたのか。 掘って、なにが起こったのか。 プロジェクトの言語化に要した3年余りはコロナでもありました。 その間にも、家族との再会、失踪、裁判所通い、コロナによる減収、あいつぐ退職、再会など、さまざまなことが起こりました。 2023年のいま、井戸を掘った人たち、井戸を掘っていない人たちは、何を思うのか。 (詳細な記録ですが、これを読んで井戸をスコップで掘るのは難しいかもしれません。) A4横型 87ページ(拓口出版)
1,650円
こころのたねとして〜記憶と社会をつなぐアートプロジェクト|上田假奈代ほか
2007年の春から夏にかけて、大阪市の南部、浪速区と西成区の境に位置する施設、フェスティバルゲートを中心に、アートプロジェクトが実施された。『こころのたねとして』と名づけられたこのプロジェクトは、他者からライフヒストリーを聞き取り、それをもとに新たに「表現」を現前させるという主旨のものだった。この試みはアートの文脈から横断的な関わりをうみだし、「場所の力」を呼び起こした。近所のおっちゃんから研究者までコトバを寄せる本は、こころのたねを内包する。 インフォショップCOCOROOMで販売中です 遠方の方は郵送でも取り扱っています。1冊 送料手数料別・1320円です。 メールか、お電話・ファックスでお申し込みください。 一冊の本が手元に存在するためには、 世界に何百冊か何千冊の本が存在しなければならない。 書く人、編集する人、印刷する人、製本する人、運ぶ人、機械をつくる人、工場をつくる人、働く人、働く人のご飯をつくる人……たくさんの人の働きによって、一冊の本が届けられる。いま、あなたが読むこの本もまた、たくさんの人の手を通ってきたものである。連綿とつづく人々の生と死をつむぐ「こたね」はまさに本的な身振りをもって存在している。 「場所の力」が呼び起こすものとは、 過去から未来へつなぐいまをこの瞬間に真摯に立ち会うことによって現れてくるのだ。「こころのたね」は、誰もが持っている。このたねはどのように育てるのか、どのように渡せるのか、それはまたみなさんとともに語り合っていきたい。同時代を生きる者として。 ●著者一覧 五十嵐泰正(筑波大学/都市社会学) 岩淵拓郎(美術家・「こたね」ディレクター) 上田假奈代(詩人・NPOココルーム代表) 小暮宣雄(京都橘大学/アーツマネジメント) 櫻田和也(大阪市立大学/失業と芸術の社会学的研究) 佐相憲一(詩人) 佐々木義之 (日本橋・朝日山洋服店) SHINGO☆西成(ラッパー) 瀬名秀明(作家・東北大学/SF機械工学) 妻木進吾(花園大学非常勤講師/ 都市社会学) 永橋為介(立命館大学/コミュニティー・デザイン論) 橋本 敬(北陸先端科学技術大学院大学/複雑系) 原口 剛(日本学術振興会/都市社会地理学) 樋口美友喜(脚本家・俳優) 冨士本大哲(北陸先端科学技術大学院大学/複雑系) Hex(アクティヴィスト) 松井美耶子(小説家・音楽家) maisie 森 洋久(大阪市立大学/地理情報学) ※発送はレターパックで行います。
1,320円
釜ヶ崎詩集 2011~2013
「まちでつながる」「釜ヶ崎芸術大学」詩の時間から 大阪西成区釜ヶ崎で二〇十二年から二〇十三年の二年間に取り組んだ詩のワークショップで生まれた詩を集めた詩集。NPO法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)が主催する「まちでつながる」「釜ヶ崎芸術大学」では、地域内外のおじさんたち、旅人、若者、通りすがりの人たちが参加した。さまざまな人たちがまじりあい、お互いの話に耳を傾け、ことばをそっと包み、詩をつくり、声にした時間。百名以上の人が参加し、贈り物のような詩が生まれた。こころのたねをそっと受けとり、芽吹く春をまっている。 仕様:B4版モノクロ 全200頁 価格:1200円+税 発行:ココルーム文庫 ※発送は定形外郵便で行います。
1,320円
釜ヶ崎縁の葉書プロジェクト
<釜ヶ崎縁の葉書プロジェクト 5枚セット> 大阪市西成区、通称・釜ヶ崎。この街にながれつき生ききる釜のおっちゃんたちのことばと絵。5つのことばと、不思議な生き物の絵。すっとぼけていたり、字を間違えたり、正直なことばに、ハッとする。風にのせてとどけたい。 「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」では、岡山さんの原画を展示しています。また岡山さんの絵が展示された部屋でお泊まりいただけます。 また、この縁の葉書の売り上げは、釜ヶ崎芸術大学の運営の支えとなります。 <Kamagasaki green postcard project, a 5 card set> Nishinari ward, Osaka city - commonly called Kamagasaki. These words and drawings were made by older men who ended up coming to the town and living here. Five writings and drawings of mysterious creatures. You become sober with these honest words, misspellings included, which feign ignorance. We want to deliver them to you as on a passing breeze... Okayama-san’s original artworks are displayed in “Guesthouse Cafe Garden Cocoroom”. You can also stay in the room in which his artworks are displayed. The sale of this green post card will support the Kamagasaki University of Arts’ management.
550円