ココルームの日々
今日のココ日(ココルーム日記)
毎日が人生劇場、ココルームの日々をほぼ毎日、Facebookで投稿しているココルーム日記(ココ日)。ココ日が一番はじめに投稿されたのは2021年11月のこと。それから5ヶ月経った2022年3月、今まで投稿されてきたココ日をアーカイブするために少しずつ投稿します。

ソケリッサ✖️ココルーム このからだひとつで生きていく。存在の表現、仕事、そして、子どもの人たちへ。 <前編>
東京で野宿生活をしている・してきた人たちとチーム「ソケリッサ」を組んで踊るダンサー、アオキ裕キ。釜ヶ崎で喫茶店のふりをしながらおじさんたちを迎える詩人、上田假奈代。それぞれに体や言葉で「生きること」を模索してきた二人が語りあう。 大阪市西成区釜ヶ崎の路地で。アオキ祐キと上田假奈代。2019年 1. ソケリッサ(新人Hソケリッサ!)までの道のりア(アオキ裕キ) 18歳で高校を卒業した時、僕の憧れはマイケル・ジャクソンだったんです。「ああいう踊りができるようになりたい」と東京

ココルームラジオ その3
今日はココルームラジオ その3! MCをゲストのてんぎょうさんにおねがいして、 ココルームとのふしぎな出会いについて聞いていただきました。 今回はときどきスタッフのなぎーです。 10:00過ぎ~ 釜芸で作曲・演奏したガムラン「宇宙ガムラン」の音色がながれます。ゆっくりと、お聞きください。 https://youtu.be/sGlY-d_ffZg ● あらためまして、ココルームを応援いただけませんか。 応援していただく形はいろいろあります。 クラウドファンディング /なにわの芸術応援基金/賛助会員(年会員・月会員)/直接の寄付(いつも募っています。) /物品の寄付、以下に紹介します。 ● クラウドファンディングは、8月12日まで! 「であいと表現の場」ココルーム、釜ヶ崎芸術大学の、ピンチはチャンス! 日常から編み出す生きのびる知恵と技を釜ヶ崎から。」 https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020 (←クラファンページはこちら!) 現在は412人の方に応援いただき、90パーセント達成しました。あと、25万円。 ぜひみなさんからの口コミで、 ココルームがクラウドファンディングに挑戦していることをお知り合いにお話いただけますと幸いです。 クラファンのリターンはココルームの百貨店。 恩送りチケットや、庭のユーカリ、秘蔵の報告書集、スタッフ高橋の写真集(https://watarutakahashi.studio.design)、出せる力でなんでもお出ししています。 ぜひいちどチェックください。 ● ご寄付いただくと 税金が控除されるのは「なにわの芸術応援基金」 *ココルームをご指定ください https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenrya…/…/0000309989.html (税金控除の仕組みについて、長期滞在のおといさんがわかりやすい文章を書いてくれました。 https://000otoi.hatenablog.jp/entry/2020/04/29/000001) ● 賛助会員(クレジッドカード) シンカブル:syncable.biz/associate/cocoroom/ *このタイミングで マンスリー会員としてサポートくださる方を大募集中! 年会費は3000円。 マンスリーサポーター、500円・1000円・2000円・3000円・4000円・5000円のプランを用意しています。 クレジッドカードでお気軽に更新いただける形です。 ● 直接の寄付 ATMや郵便局、ネットバンキングなどのお手間をおかけしますが、 仲介手数料がないため、ココルームとしては一番ありがたいです。 ●銀行口座 □三井住友銀行 天王寺駅前支店 普通 1585265 名義:特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋 とくていひえいりかつどうほうじん こえとことばとこころのへや □りそな銀行 萩之茶屋支店 普通 0200091 名義:特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋 □ゆうちょ銀行 郵便振替(ゆうちょ銀行からのお振り込み) 記号 01090-5-48059 名義:ココルーム ● 物品の寄付 ココルームでは玄関先でバザーを近隣の方に向けて行っています。 ご不要になった 服、雑貨、本、絵本、食器、米など。 家にあるけど捨てられない、誰かに使てほしい、そんな時物はぜひココルームまでお送りください。 567-0002 大阪市西成区太子2-3-3 ココルーム 電話06-6636-1612

ココルームラジオ その2
ココルームラジオその2です。 前回に引き続きMCはてんぎょうさんにお願いし、ココルームのことお話を聞いていただきました! □ココルーム・釜芸 クラウドファンディング実施しています (020/08/12まで) https://motion-gallery.net/projects/c... □銀行口座 三井住友銀行 天王寺駅前支店 普通 1585265 名義:特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋 とくていひえいりかつどうほうじん こえとことばとこころのへや りそな銀行 萩之茶屋支店 普通 0200091 名義:特定非営利活動法人 こえとことばとこころの部屋 □ゆうちょ銀行 郵便振替(ゆうちょ銀行からのお振り込み) 記号 01090-5-48059 名義:ココルーム □クレジットカード シンカブル:https://syncable.biz/associate/cocoroom/ *このタイミングで マンスリー会員も大募集! □ご寄付いただくと 税金が控除されるのは なにわの芸術応援基金 *ココルームをご指定ください https://www.city.osaka.lg.jp/keizaise... □物品の寄付 557-0002 西成区太子2-3-3 ココルーム 06-6636-1612 服、雑貨、本、絵本、食器、米など

Q3. 自分が幸せなことが一番重要ですか?
ココルームは問い、問われる Q&A 16 「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み 『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社) https://cocoroom.base.ec/items/7575462 2003年から17年間、釜ヶ崎で出会いと表現の場を開いてきたココルームには、なぜか毎日のように悩み事や困り事が持ち込まれます。「働くこと」「生きること」「表現すること」からくる多くの悩みや問いです。仕事に悩む若者、家出人、アルコール依存や精神疾患を抱える人、難民など、さまざまな困難を抱えた人が来るため、持ち込まれる問いも幅広い。お金がない、仕事はないか、住む部屋はないか、家出人を探して、といった具体的なことから、働き方について、社会は変えられるのかといった疑問、孤独や生きづらさを持ちながら現実を生きのびるための方法論、自分も活動を始めたいが、どうすればいいかという相談まで、人生をまるっと問われる。 その問いを、ココルームに関わる人たちに投げてみた。そのやりとりを本にしました。 この問いと答えは、きっと、もしかしたら、危機的な状況を生きのびる知恵と技とも言えるかもしれません。いま、あらためて多くの人に届けたい。その思いを伝えると、執筆者のみなさんが朗読に協力してくれました。勇気をもって迎える朝に、家で過ごす長い時間に、そしてあしたがくる前に、彼ら・彼女たちのこえとことばに耳を傾けてみてください。 西川勝、坂上香、岸井大輔、猪瀬浩平、倉田めば、松本裕文、アサダワタル、 山田創平、劔樹人、岩橋由莉、鈴木一郎太、甲斐賢治、横山千秋、上田假奈代のこえとことばをお届けします。 3つ目の問いに答えるのは、劇作家の岸井大輔さん。今回あらためて答えを朗読するにあたり、新たに書き下ろしていただきました。問いに対してラジオのような一人芝居のようなものに仕上がった応答は、この音声でしか聴くことができません。岸井さんはこの問いにどう答えたのか、8分33秒の音声をお楽しみください! Q3 自分が幸せなことが一番重要ですか? A3 岸井大輔(劇作家) 岸井大輔(きしい だいすけ) 1970年生まれ。小学生時代から演劇に明け暮れ、早稲田大学を経て劇作家に。戯曲『東京の条件』などを通じ、ただ演劇でしかないことは何かを考えている。2010年釜ヶ崎アートフェスティバルカマン!メディアセンター四畳半レジデンスで、滞在しながら制作をしたことをきっかけにこのまちに出入りするようになる。2019年に自身のカンパニー「PLAYS and WORKS」旗揚。 岸井さんの答え(2016年版)、その他の問い、上田假奈代がココルームをはじめるまでの半生、詩人の谷川俊太郎さん、哲学者の鷲田清一さん、美術家の森村泰昌さんと上田との対談3本など、読み応えのある書籍『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)は、こちらでお楽しみいただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。 https://cocoroom.base.ec/items/7575462 ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020 ココルームではみなさんからのご支援をさまざまなかたちで募っています。ふところに余裕のある方は、ご寄付いただけるとうれしいです。 https://cocoroom.org/%E5%AF%84%E4%BB%98%E3%81%A8%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86/ また、こちらの音声配信へのサポートもお待ちしています。

Q6. 絶望している人にしてあげられることは何ですか?
ココルームは問い、問われる Q&A 16 「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み 『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社) https://cocoroom.base.ec/items/7575462 2003年から17年間、釜ヶ崎で出会いと表現の場を開いてきたココルームには、なぜか毎日のように悩み事や困り事が持ち込まれます。「働くこと」「生きること」「表現すること」からくる多くの悩みや問いです。仕事に悩む若者、家出人、アルコール依存や精神疾患を抱える人、難民など、さまざまな困難を抱えた人が来るため、持ち込まれる問いも幅広い。お金がない、仕事はないか、住む部屋はないか、家出人を探して、といった具体的なことから、働き方について、社会は変えられるのかといった疑問、孤独や生きづらさを持ちながら現実を生きのびるための方法論、自分も活動を始めたいが、どうすればいいかという相談まで、人生をまるっと問われる。 その問いを、ココルームに関わる人たちに投げてみた。そのやりとりを本にしました。 この問いと答えは、きっと、もしかしたら、危機的な状況を生きのびる知恵と技とも言えるかもしれません。いま、あらためて多くの人に届けたい。その思いを伝えると、執筆者のみなさんが朗読に協力してくれました。勇気をもって迎える朝に、家で過ごす長い時間に、そしてあしたがくる前に、彼ら・彼女たちのこえとことばに耳を傾けてみてください。 西川勝、坂上香、岸井大輔、猪瀬浩平、倉田めば、松本裕文、アサダワタル、 山田創平、劔樹人、岩橋由莉、鈴木一郎太、甲斐賢治、横山千秋、上田假奈代のこえとことばをお届けします。 6つ目の問いに答えるのは、大阪ダルクのディレクターであり、パフォーマンス・アーティストでもある倉田めばさん。めばさんが講師をつとめる釜ヶ崎芸術大学講座「感情」「依存とのつきあいかた」では、ご自身の経験もふまえて自分の感情とのつきあいかたを解説してくれます。めばさんはこの問いにどう答えるのでしょうか。印象的な部分を紹介します。 "絶望とは哲学者の言うように最後には死にいたる病なのだろうが、わたしがリアルに接する人たちの絶望とは、むしろ明日にいたる病のことなのかもしれない。「わたしはきちんと仕事ができるのだろうか?」「薬物やお酒をやめることができるのだろうか?」「このまま独りで死んでいくのはいやだ。」死ぬことに迷っている人は、生きていくことにも迷っている。" Q6 絶望している人にしてあげられることは何ですか? A6 倉田めば(ピア・ドラッグ・カウンセラー) 倉田めば(くらた めば) ピア・ドラッグ・カウンセラー。1993年フォトグラファーの仕事をやめ、薬物依存回復施設「大阪ダルク」を設立。ディレクターをつとめる。上田假奈代の「詩の学校」に参加したのをきっかけに、ココルーム主催のイベントに出演するなど交流が始まる。釜芸では「感情」の講座を担当。精神保健福祉士。パフォーマンス・アーティスト。 めばさんの答え、その他の問い、上田假奈代がココルームをはじめるまでの半生、詩人の谷川俊太郎さん、哲学者の鷲田清一さん、美術家の森村泰昌さんと上田との対談3本など、読み応えのある書籍『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)は、こちらでお楽しみいただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。 https://cocoroom.base.ec/items/7575462 ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020 ココルームではみなさんからのご支援をさまざまなかたちで募っています。ふところに余裕のある方は、ご寄付いただけるとうれしいです。 https://cocoroom.org/%E5%AF%84%E4%BB%98%E3%81%A8%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86/ また、こちらの音声配信へのサポートもお待ちしています。

Q14. 場を持つことは大切ですか?
ココルームは問い、問われる Q&A 16 「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み 『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社) https://cocoroom.base.ec/items/7575462 2003年から17年間、釜ヶ崎で出会いと表現の場を開いてきたココルームには、なぜか毎日のように悩み事や困り事が持ち込まれます。「働くこと」「生きること」「表現すること」からくる多くの悩みや問いです。仕事に悩む若者、家出人、アルコール依存や精神疾患を抱える人、難民など、さまざまな困難を抱えた人が来るため、持ち込まれる問いも幅広い。お金がない、仕事はないか、住む部屋はないか、家出人を探して、といった具体的なことから、働き方について、社会は変えられるのかといった疑問、孤独や生きづらさを持ちながら現実を生きのびるための方法論、自分も活動を始めたいが、どうすればいいかという相談まで、人生をまるっと問われる。 その問いを、ココルームに関わる人たちに投げてみた。そのやりとりを本にしました。 この問いと答えは、きっと、もしかしたら、危機的な状況を生きのびる知恵と技とも言えるかもしれません。いま、あらためて多くの人に届けたい。その思いを伝えると、執筆者のみなさんが朗読に協力してくれました。勇気をもって迎える朝に、家で過ごす長い時間に、そしてあしたがくる前に、彼ら・彼女たちのこえとことばに耳を傾けてみてください。 西川勝、坂上香、岸井大輔、猪瀬浩平、倉田めば、松本裕文、アサダワタル、 山田創平、劔樹人、岩橋由莉、鈴木一郎太、甲斐賢治、横山千秋、上田假奈代のこえとことばをお届けします。 14番目の問いに答えるのは、ココルームが新世界フェスティバルゲートにあった時代、大学卒業後すぐスタッフとして働きだした横山千秋さん。東日本大震災をきっかけに、強烈な直感と欲求で共同スペース「やっち」を開きはじめた横山さんは、この問いにどのように答えるのでしょうか。印象的なこの部分も紹介します。 「不確定なこと。不透明なこと。曖昧なこと。安定していないこと。名前をつけないこと。未分類のままにしておくこと。継続性にこだわらないこと。言語化できないこと。言説化しないこと。批評をおそれないこと。ささやかなこと。しなやかなこと。したたかなこと。そういうことを大切にしたい。」 これは「やっち」構想中に書いたメモ。世の中の片隅には、やっぱりこのような「余白=あそび」の場所があったほうがいいな。僕は今でもたまにそんなことを考えます。 Q14 場を持つことは大切ですか? A14 横山千秋(「路地と暮らし社」代表) 横山千秋(よこやま ちあき) 1983年生まれ。大学卒業後~2008年までフェスティバルゲート内の「ココルーム」スタッフ。フェスティバルゲートの閉鎖後は岡山に移住。映像ディレクターの傍ら、共同スペース「やっち」を運営(2011年~2016年)。 横山さんの答え、その他の問い、上田假奈代がココルームをはじめるまでの半生、詩人の谷川俊太郎さん、哲学者の鷲田清一さん、美術家の森村泰昌さんと上田との対談3本など、読み応えのある書籍『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)は、こちらでお楽しみいただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。 https://cocoroom.base.ec/items/7575462 ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020 ココルームではみなさんからのご支援をさまざまなかたちで募っています。ふところに余裕のある方は、ご寄付いただけるとうれしいです。 https://cocoroom.org/%E5%AF%84%E4%BB%98%E3%81%A8%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86/ また、こちらの音声配信へのサポートもお待ちしています。

Q12. 何から始めればいいですか?
ココルームは問い、問われる Q&A 16 「働くこと」「生きること」「表現すること」の悩み 『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社) https://cocoroom.base.ec/items/7575462 2003年から17年間、釜ヶ崎で出会いと表現の場を開いてきたココルームには、なぜか毎日のように悩み事や困り事が持ち込まれます。「働くこと」「生きること」「表現すること」からくる多くの悩みや問いです。仕事に悩む若者、家出人、アルコール依存や精神疾患を抱える人、難民など、さまざまな困難を抱えた人が来るため、持ち込まれる問いも幅広い。お金がない、仕事はないか、住む部屋はないか、家出人を探して、といった具体的なことから、働き方について、社会は変えられるのかといった疑問、孤独や生きづらさを持ちながら現実を生きのびるための方法論、自分も活動を始めたいが、どうすればいいかという相談まで、人生をまるっと問われる。 その問いを、ココルームに関わる人たちに投げてみた。そのやりとりを本にしました。 この問いと答えは、きっと、もしかしたら、危機的な状況を生きのびる知恵と技とも言えるかもしれません。いま、あらためて多くの人に届けたい。その思いを伝えると、執筆者のみなさんが朗読に協力してくれました。勇気をもって迎える朝に、家で過ごす長い時間に、そしてあしたがくる前に、彼ら・彼女たちのこえとことばに耳を傾けてみてください。 西川勝、坂上香、岸井大輔、猪瀬浩平、倉田めば、松本裕文、アサダワタル、 山田創平、劔樹人、岩橋由莉、鈴木一郎太、甲斐賢治、横山千秋、上田假奈代のこえとことばをお届けします。 12番目の問いに答えるのは、プロジェクトやイベントの企画・実施から建築設計まで行う(株)大と小とレフの鈴木一郎太さん。障害に関わるさまざまな活動をするNPO法人クリエイティブサポートレッツでは企画を担当していた一郎太さんは、2016年にココルームがゲストハウスをオープンするにあたり、建築家の大東翼さんとともに改装設計も手掛けています。そんな一郎太さんは、この漠然とした問いに、知り合いの少ないパーティーにいるあなたにたとえて、丁寧に答えてくれています。 Q12 何から始めればいいですか? A12 鈴木一郎太(株式会社大と小とレフ取締役) 鈴木一郎太(すずき いちろうた) 静岡県浜松生まれ。20代をアーティストとしてロンドンで過ごしたのち、認定NPO法人クリエイティブサポートレッツで障害福祉と社会をつなぐ文化事業に携わる。その後、企画から設計までを扱う会社を立上げ、文化、福祉、まちづくりなどの分野において、依頼主の思いを整理し未来を見出す手助けをしている。 静岡県文化プログラム・コーディネーター、NPO法人こえとことばとこころの部屋理事、かけがわ茶エンナーレ2020ディレクター。 一郎太さんの答え、その他の問い、上田假奈代がココルームをはじめるまでの半生、詩人の谷川俊太郎さん、哲学者の鷲田清一さん、美術家の森村泰昌さんと上田との対談3本など、読み応えのある書籍『釜ヶ崎で表現の場をつくる喫茶店、ココルーム』(フィルムアート社)は、こちらでお楽しみいただけます。また、書籍の購入がココルームへの支援になります。ぜひ手にとって読んでみてください。 https://cocoroom.base.ec/items/7575462 ココルームは、今ピンチに直面しています。カフェ業と宿泊業の売上が活動の基盤を支えていましたが、新型コロナウイルスの影響で95%の減収です。今日と未来のために新しいであい方をさがしたい、仕事や住まいを失うなど、困った方と力をあわせたい、生きのびる知恵と技をこの街から発信したい。こうした思いから、現在ココルームはクラウドファンディングを実施中です。であいと表現の場を開きつづけていくために、みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いします。 https://motion-gallery.net/projects/cocoroom2020 ココルームではみなさんからのご支援をさまざまなかたちで募っています。ふところに余裕のある方は、ご寄付いただけるとうれしいです。 https://cocoroom.org/%E5%AF%84%E4%BB%98%E3%81%A8%E4%BC%9A%E5%93%A1%E5%8B%9F%E9%9B%86/ また、こちらの音声配信へのサポートもお待ちしています。