見出し画像

釜芸をささえる「かまぷ〜」からこんにちは



かまぷ〜のはじまり


「釜ヶ崎芸術大学アーツマネジメントプロフェッショナル」を略すると「かまぷ~」になる。発足したのは2016年の冬。釜芸が4年目のときだ。運営するココルームはときどきスタッフ体制が脆弱になる。移転や事業展開が変わるタイミングで組織が揺れる。2016 年4月に移転してゲストハウス事業を始めたが、うまくいかず、釜芸の実施もギリギリの状態だった。その秋に釜芸の成果発表「釜ヶ崎オ!ペラ」をココルームの庭で行った。多くの関係者も、ボランティアさんも帰ってしまい、残された数名のスタッフたちが夜遅くまでかかって片付けた。オ!ペラは楽しく、大いに盛り上がったのだが、この疲労感は。釜芸のふりかえり講座で、わたしはその気持ちを正直に話した。すると、あ~さ~さんが、「なくなったら、こまるから、それやったら運営側にまわるわ」と声にだしてから、始まったのが「かまぷ~」。あ~さ~さんがyoutube「ココルームラジオ12」で話しているので、聞いてみてほしい。


かまぷ~はグラデーション


かまぷ~にto do リストはない。やるべきことが決まっているわけではない。講座を考えたり、チラシの校正、発送作業、地域内配布、講座の準備や片付け、記録つけなどを、できる人ができることをしている。誰かが困ったりしないよう、場の全体をそっと守ってくれている。そして、運営そのものや資金のことも気にかけてくれている。

かまぷ~になってみる


かまぷ~の大きな役割は釜芸の社会化。釜芸を世間にお伝えいただくこと。SNS、おしゃべり、講演などでお伝えください。
実際に来ていただけるのであれば、まずは釜芸に馴染んでください。
それでは、現在のかまぷ~メンバーが「こんにちは」のことばを綴ります。

上田假奈代(NPO法人ココルーム代表理事、釜芸主催者)
2020年 秋冬 釜ヶ崎芸術大学パンフレットより

現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています