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今日のココ日(ココルーム日記)

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毎日が人生劇場、ココルームの日々をほぼ毎日、Facebookで投稿しているココルーム日記(ココ日)。ココ日が一番はじめに投稿されたのは2021年11月のこと。それから5ヶ月経った…
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#書道

2022年8月14日

今日のココ日(ココルーム日記) "古老は語る" 釜ヶ崎夏祭り1日目。 釜芸はお昼過ぎから書のコーナーを開いている。 3年ぶりの開催となった今年の夏祭りは、新型コロナの急拡大により規模が縮小になった。 お祭りの出店がなく、ステージイベントも夕方からになり、例年と比べて物寂しい雰囲気の漂う三角公園。でもその分中央に建てられた櫓と慰霊祭の飾りが際立っていた。 テント下で書のコーナーを始めると、地域の人たちは物珍しそうにこちらを覗いてくる。 「こんにちは。一筆どうですか

2022年7月21日

今日のココ日(ココルーム日記) 今日は西成区の単身高齢生活保護受給者の社会的つながりづくり事業を行なっているひと花センターで、ココルームがコーディネートしている表現プログラム「書のワークショップ」が行われた。 この講座のレギュラーで、釜ヶ崎芸術大学のカフェにも時々来てくれていた釜のオッチャン、通称「徳じい」が、最近入院や手術で人に会えなくなっていたのにつづき、現在コロナで療養中になってしまったため、ココルームスタッフのゲンちゃんが参加者皆んなで徳じいにメッセージを書こうと

2022年7月19日

今日のココイチ(ココルームの一枚) とっても暑かった今日、お昼からたくさんのお客さんが来てくれて、まかないご飯をたくさん作って、お皿をいっぱい洗って、ヘトヘトになってつい小上がりの畳の上で仰向けになったら、天井に貼り付けてある数々の書がいっせいに目に飛び込んできた。 いつも見ていたはずのコトバたちが、突然クッキリと浮かび上がって、まるで満天に輝く星々のように僕に降ってきそうな気がした。 (撮った人:テンギョー)

2022年3月22日

今日のココ日(ココルーム日記) 二泊三日の釜芸合宿で布書道ブースを設けた。役目を果たしたシーツたちを繋いで長くした布に、墨汁をつけた筆でなんでもすきに言葉や絵を書いてもらった。はじめは言葉を書き連ねた布を縦糸と緯糸にみたてて織って1枚の布にしようと考えていた。釜ヶ崎芸術大学は、日々さまざまな人がやって来ては去り、人と人が行き交う場。縦糸と緯糸が交錯してできる一枚の布みたいなところだなと感じていたから。だけど実際にいろんな人に書いてもらった言葉や線が面白く、これは簡単にひとまと