やも

2000年−2001年をソウルで過ごした面白おかしい留学記。 今とはだいぶ時代背景が違…

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2000年−2001年をソウルで過ごした面白おかしい留学記。 今とはだいぶ時代背景が違うけど、韓国ならではの共通することもあったり。 ひとつの読み物として楽しんでいただけたら幸いです。

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【第3話】人懐っこい学生さん

晴れて4畳はないであろう部屋に居候という形でスタートした韓国留学生活。だが驚いてはいけない。なんと隣の部屋には謎のおじさんと大学生の男の子が一緒に住んでいた。 この二人、親子でも親戚でもない赤の他人。 赤の他人のおじさんと学生がこの狭い空間で一緒に住んでるなんて 日本人の私にはめちゃめちゃ不思議だったけど、 なんか、こういうの、ええなぁ〜と思った。 翌日、ゆうこちゃんは韓国生活ベテランだったので 「この辺のお茶とかコップとか何でも好きに使ってくれていいよ」と 神セリフを残

    • 【第2話】人生初の下宿生活

      とにかく今朝意気揚々とソウルの地に乗り込んで、今日寝る場所が決まっているのはありがたい!と紹介してもらった下宿に送り届けてもらったのはいいが・・・ へ、へ、へ、部屋が空いてないーーーーー。 そう。下宿は満室だった。 やばいぞ。どうしよう。 そう思った時に思い出した。 そうだ、下宿に行ったら「ゆうこ」を頼れ!と言っていた。 下宿のアジュンマに辿々しい韓国語で「ゆうこはいますか?」 と聞くともうすぐ帰ってくるからここで待っててとのこと。 少し待っているとゆうこさんが帰ってき

      • 【第1話】時は2000年…24歳の私は思った。そうだ!韓国に行こう

        当時私は正社員として高田馬場にある予備校の受付で働いていた。20代前半の私が好きな音楽は椎名林檎とJUDY AND MARY. 同世代は口を揃えて分かるわ〜という声が聞こえてきそうだ。 そんなごく普通のOLだったけど、唯一少し変わった趣味があった。 それは韓国語にハマっていたこと。 2024年に生きるみんなからしたら、え?韓国語にハマってるって別に普通の趣味じゃない?っていう声が当然聞こえてくるだろう。でも日韓ワールドカップの2年前である2000年当時は空前の中国語ブーム。「

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