見出し画像


最近、配膳ロボットが登場している飲食店が増えましたね。便利なのでしょうか?以前は居たのに見かけなくなったお店もありますが…最近配膳ロボットのいるお店で感じたことがありました。それは、便利なものも使い方によっては便利じゃないんだな、って事です。


お店に着くと入り口にはお客さんがたくさん並んでいます。お昼時は過ぎたのに混んでるな…と思ったら、空席はたくさん。食べ終わった食器が散乱した席も半分くらいありました。片付けが追いつかなくて案内できない状態のようでした。店員さんが少ない…

やっと案内され、席で話していた私たちに、ある店員さんが殺気だった口調で言いました。
「そこ、椅子前に引いてもらえます?」
後ろを振り返ると、壁際のラックと私たちの席の間で、配膳ロボットが立ち往生していたのです。配膳ロボットが通れるように、通路を開けるように店員さんが言ったようでした。

席とラックの空はロボットが通れるギリギリのスペース。お客さんが座れば塞がることは目に見えています。お客さんが動くのか…と苦笑して椅子を前に引くと…ロボットは通れず。結局私たちは席を立ってロボットに進路を譲りました。

配膳ロボットは、乗せられた料理をお客さんの元へ運ぶことは出来ます。便利です。でも、食べ終わった食器を片付けるには人の手が必要です。テーブルを拭くにも人の手が必要です。
ロボットが通れるような席の配置に工夫するのも人の仕事です。今回のお店はラックの配置場所が完全に間違っていました。

そのお店の内情はわからないけど、人とロボットとが上手に役割分担できたら、もっとスムーズに気持ちよく利用出来るのではないかと思います。
便利なものも、使い方次第でかえって仕事が増える…便利なものも使いようだな、と思います。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?