夕暮れ時を楽しめるようになった理由


夕暮れ時になるとそわそわして、とにかく早く家に帰らなきゃ…って落ち着けませんでした。大人になってから、数年前まで。


その理由の一つは、子供の頃の門限が厳しかったからだと思います。
家の門限(18時…)を過ぎると怒られてたんです。遅れる時はあらかじめ連絡を、って言われてるのに…連絡せず、そうなるとますます怒られる恐怖と帰らなきゃって焦る気持ちでいっぱいに…(当時は携帯電話は無かったから、連絡手段は公衆電話でした。今思えば、さっさと遅れると連絡すれば良かっただけ。)

大人になって家を出てからも、そのソワソワは抜けませんでした。

薄暗くなるととたんに不安になって、早く帰ってご飯つくんなきゃ、帰らなきゃ、ってドキドキしてきて胸がギュッとなるんです。友達と出掛けててもそんな感じで、夕方になると会話が上の空…

それが、ここ数年で変化。
いつのまにか暗くなっていく空の色の変化を楽しめるようになりました。暗くなると空に星や月を探すようになって、あぁ、空が綺麗だなぁ〜…とか。綺麗な空を見れて幸せだなぁ…って。

そう変化したのは、不安よりも綺麗なものや楽しいこと、嬉しいことに目を向けられるようになったから。先々よりも目の前のことを大切に思えるようになったから。


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