あの時の選択が今に繋がってる…天使ママの会への参加

私は、家族以外の人にマイナスな自分の気持ちを吐き出すことって、滅多にしてきませんでした。特に辛いこと。悲しいこと。
言ってどうなるわけでもないし、吐き出したところで事実は変わらない…

子供を亡くしたとき

私の子がお腹の中で亡くなった時もそう。
絶望と悲しみ。さんざん泣いて、落ち込んで、塞ぎ込んで、人前に出るのが怖くなって、引きこもり気味になって…唯一の家族は、悲しみを共有出来ない人でした。
落ち込んで3ヶ月ほど経った頃、悲しみに重い蓋をして、無理やり自分の奥深くに押し込んで、社会復帰して少しずつ明るく振る舞って…

ある日、元のような普通の気分で日常生活を送れるようになりました。

自己主張してくる悲しみ

でも実は悲しみは消え去ったようで消えていませんでした。数年経ってふとした時に悲しみが蓋を開けてくるように。
ねえ、気付いてる?私、悲しいんだよ。辛いんだよ。
ハッと気付いては、慌ててまた蓋を閉じる日々。当時子育てや家族の問題が大変で、自分のための時間をほとんど取っていなかったんです。

そうしているうちに、悲しみが蓋を開けてこちらを覗いてくる頻度が徐々に増え、フラッシュバックが起こるようにもなり…なんとかしなきゃ、と向き合う事にしたのは死産して10年近く経った頃でした。

やっと選んだ、天使ママの会への参加

そんなとき、ネット検索から天使ママの会に繋がりました。私はもともと人見知りで、知らない人たちの会に参加なんてありえない!と思ってたんです。でもフラッシュバックもしんどいし、そろそろ限界。知らない人だけど、参加してみようかな…
そして、今まで選んだことのない事、見知らぬ人ばかりの会に参加すること、を選びました。

天使ママの会に参加して

実際、そのおはなし会に参加して、泣きながら話を聞いてもらって、同じような人の話を聞いてまた泣いて…
 同じような気持ちを共感し合うことでどんどん癒されていきました。
何回かそこに顔を出して、話して、聞いて…

半年ほど経つと、仕事中に訪れたフラッシュバックは無くなり、悲しみを受け容れて自分をゆるせるようになりました。妊婦さんや赤ちゃん連れをみても苦しくなくなって、むしろ大事にしてね、と思えるまでに。

悲しかったよね、辛かったよね、って、自分にもたくさん言えるようになったことも癒しに繋がったんだと思います。
もっと早く参加してたら良かったな。そう思いますが、きっとあのタイミングがベストだったんだ、と思います。

#あの選択をしたから

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