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私的プロレススーパースター烈伝㉝GOEMON(中川浩二)

今回はFMWの職人レスラー・中川浩二ことGOEMON選手のご紹介です。仲川選手は、1992年3月対江崎英二戦でデビュー。高校時代からはじめたアマレスの技術には定評があり、アマレス関東大会3位入賞の実績をもっています。アマレスのテクニックと、打点の高いドロップキックで若手の中から頭角を現してきました。

しかし度々けがに泣かされ、93年のインディペンデント・ワールド・ジュニア王座決定戦では、先輩の江崎英二(のちのハヤブサ)選手から金星をあげる活躍をしたものの、左肩脱臼のアクシデントに見舞われ、途中リタイア。そこから約1年に及ぶ長期欠場に入ってしまいます。

ですが、94年の11月シリーズで復帰し、翌年3月の横浜文体では、当時の王者・保坂秀樹選手を破って、念願のインディペンデント・ワールド・ジュニア王者になりました。

その後、正統派時代には、ブレット・ハート選手を彷彿とさせる長髪をトレードマークに、技巧派レスラーとして活躍し、FMW正規軍のヒットマンとして確固たる地位を築きます。

しかし後にヒールユニット「チーム・ノーリスペクト」に合流してからは、フォーク攻撃などのラフ殺法やキャメルクラッチなどを駆使した老獪な悪投殺法で、ハヤブサ選手ら正規軍を苦しめました。

これは若手時代にザ・シーク選手の世話係をしていたことがベースにあります。 2000年頃より石川五右衛門をモチーフに変身し現リングネームのGOEMONとなります。

GOEMON選手はその時々で得意技が変わっていった選手です。若手時代はドロップキックやスワントーンボム、ヒットマン時代はシャープシューター、GOEMON時代にはフォーク攻撃とキャメルクラッチといったように、キャラクターにあわせて見せ方も変えてきています。ベビー・ヒール問わず職人肌の選手ということがいえると思います。

そのバックボーンにあるアマレスのテクニックは、内外からも高い評価を受けており、他団体からも絶賛されています。

またGOEMON選手といえば、もとAKB48(JKT48)の仲川遥香さんの実父ではないかと噂されている事でも有名です。

しかし本人は「はるごんって誰なんだよ!!」と発言しており、仲川さんも父親が元プロレスラーであることは明かしていますが、「(父親かどうか)それは秘密で~す」と具体的なことは曖昧なままにしています。

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アイドルにも詳しいDDTの高木三四郎大社長もインタビューで、「「これ(親娘のツーショット写真)見ましたよ! でも別人ですね。GOEMON選手、今はもう頭ズルッといってますから(笑)。GOEMON選手も『ファンの人からいまだに聞かれるけど、俺が父親なわけないでしょう! 娘がアイドルだったら今プロレスやってないよ!』って
言ってましたね(笑)実は真相は知ってるんですけど、その秘密は墓場まで持っていきます!」」と語っています。

ちなみに大日本の橋本大地選手は仲川さん推しを公言していて、『週刊プロレス』のインタビューで仲川遥香さんと倉持明日香さんみたいな子がタイプと答えています。


両親2人の介護を一人でやってます。プロレスブログ「せかぷろ」&YouTube「チャンネルせかぷろ」主宰。現在ステージ2の悪性リンパ腫と格闘中。