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番外2.夢中になりたい

私は飽き性で
何かを作るのは好きだけど
少しやってはすぐ飽きてしまう

何故すぐ飽きてしまうのだろうと問えば
色々答えは出てくるが

今まで気づかなかった答えが出た
「それは自分の為に作ってない」という答え

何か夢中になって作っている時が一番楽しい
でもそれは数少ない経験で
特に完成するまで夢中になれる事は本当に少ない

アイデアはたくさん浮かぶが
それを頑張って作ろうとしても
途中で作る気力がなくなってしまう

頑張って作っている最中の私は
何だか、ぎこちない

本当に楽しんでるのかな?って

私は4曲ほどオリジナル楽曲を作っている
初めて作った曲は
今後も楽しく作れるかどうか
楽しみながら完成させる事ができるのかを見極める為に作った

結果楽しかった

まだ基本的なコード進行の勉強もまともにやらず
ただこんな曲が書きたいという一心で
ある一つの動画をヒントに作ってみた

展開方法も全くやり方が分からなかったけど
こんな雰囲気の曲というのはハッキリとあった
それを頼りに思いつく限りの全ての方法を使った

2曲目以降は本格的に勉強した
過去の自分に向けた曲

過去のどんな事に苦しみ、そして
その時の感覚がどうだったのかを
思い出しながら

その感覚を他の人にも
知って欲しいという想いで

そしてそれ聞いた人にも
見つけて欲しいという想いで

そしてそれを作ることで
自分を癒す為に作った

音楽の勉強はしても
まだ曲の作り方が分からなかった私は
数秒のサンプリングパックにインスピレーションを貰い
そのイメージを元に何とか作る事が出来た

3曲目でやっと基本となる曲の作り方を覚えた
バンドものが作りたかったので
作ってみたら案外スムーズに作れた
この時初めてこんな簡単に曲って作れるのかって思った

4曲目はずっと子供の頃から表現したかったものを作った
度々湧き上がる想いだけど、
どうしても表現する方法が分からなくて
毎回苦しい想いをしたこの感覚を形にしたかった
色々あったが、やっと作る事が出来て私は凄く満足している

どの曲も自分の為に作り
自分が一番今好きだと思えるものを出した

どの曲も作りたいイメージだけを見て
ただそこに向かう為にどうしたらいいかだけを考えた

もし途中で
コレは誰も聴いてくれないかもとか
いい曲作れないかもとかを思うと
いつもストップしてしまう

そんな考えは作る上で余計なものなのだ

出来ないと思えば出来ない未来に行くだけ

出来ると思えば出来る未来に行くだけ

そんな簡単なルールなのに
何故か「出来ない」を選んでしまう

それは弱いからなのだろうか?

そうではない

ただ理想が高いだけ

もっと完成された曲を作りたいと
欲張っていただけ

私はそれをやめて
この4曲を作る事が出来たんだと思う

どの曲も今も好きである
プロから見ればダメな部分は
たくさんあるかもしれないけど

それでも
私が作った曲が
今まで聴いた音楽の中で
一番好きである

1曲目
https://youtu.be/PXojX-JWItw

2曲目
https://youtu.be/SQl3g5HTfjs
リメイク版
https://youtu.be/tjEqpLH4SiM
https://youtu.be/gRa1pu-J8Lg

3曲目
https://youtu.be/lCQH8A9ivAU
リメイク版
https://youtu.be/RH6-xpSXnPA
https://youtu.be/gTSOze5raT4

4曲目
https://youtu.be/uhLaeFKPunE
リマスター版
https://youtu.be/hYoSGKMC-xw
https://youtu.be/gaeOzHtVO3w

執筆者:千尋ゆか

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