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木々の "ささやき" に癒される

森林浴ということばは、日本(語)では、馴染みのあるものと思います。

この森林浴 の効用についての記事が、ドイツの雑誌
GEO WISSEN GESUNDHEIT(ゲオ 知識・健康)
に記載されていたことを、ひょんなことを思い出したので、
ちょっと、拾い上げてみます。


テーマは『からだの自然治癒力』。

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特に、ホ~っと思ったところ:

多くの木は、人間の体に働きかける物質を放出している。
例えば、テルペノイド。
森で1日を過ごすだけで、血液中の免疫細胞** の数は、約40%増加する。
この効果は、1週間ほど続く。
2日を森で過ごすと、血液中の免疫細胞の数は100%も増加し、この状態は、約1か月も保たれる。

日本人研究者の実験によると:
テルペノイド含有の空気が満ちた部屋で3日間、睡眠をとったグループと、そうでないグループでは、違いがみられた。
前者では、3日目には、後者よりはるかに多くの免疫細胞が確認された。
(** 免疫細胞は、ガン細胞など病的に変容した体細胞をみつけて、これを破壊する。)


免疫細胞が増えると、からだの免疫力が高まることになるのですね。

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テルペノイドは、特に、針葉樹から放出されるそうです。
ドイツなど中央ヨーロッパでは、針葉樹は、絶滅の危機に
瀕していることを想うと、とても残念です。
(こちら ↓ の記事もご参考までに。)


さらに、注目したいところ:

普段から自然に親しんで、森などを散策すると、
人間の体にはないテルペノイドなどの多種類の微生物に
触れることになり、免疫システムは、体に害を及ぼす菌と
そうでない菌との区別を学ぶのだろうと、研究者は推定している。


どうやら、悪玉菌にやられないようにするには、
善玉菌のよさを知らなければならないようです。


こういう「学習」もあるのだなぁと。
それに、わたしが意識しなくても、からだは、しぜんに学んでくれる。


こんな時、人のからだも自然の一部なのだと思えてきます。


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自然から学ぶものや、自然から癒されることを想うと、

木々に、草花・動物たちや、微生物たちに
伝えたいです。

いてくれて、ありがとう!

と。


Reiko







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