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【事例】わたしの中にいる自由なわたしとつながる(2/2)

職場の人間関係の辛さだったり、やりたいことが定まらないことだったり。こころナビゲーターのサービスで、いろいろお聴きしてきた綾乃さん(仮名)のお話。ネバナラナイ星人の仮面をはずして、自由なわたしに近づいた綾乃さん。余計なエネルギー・ロスをなくしたことで、仕事に新たな楽しみを感じることまでできるようになりました。

お話しいただいたご本人の了承を得てご紹介しています。また、個人を推定できないように一部設定を変えています。

自由なわたしとの出会い

山根 「うん、まぁまぁ、それも含めて本当に自由になったときが、いいかなという感じがするんだけど。ちょっとあの〜、また、この間みたいなゲームをやってみてもいいかな?」

綾乃 「あぁ、取り出し?」

山根 「そう。綾乃さんの中に自由な綾乃さんっているでしょ?」

綾乃 「います」

山根 「その人、今なんて言ってる?その人を目の前に出してくると、どんな感じになるの?」

綾乃 「目の前に出してくると」

山根 「うん」

綾乃 「ちっさいこと、ごちゃごちゃ言いすぎじゃない」

山根 「うん。その人どんな感じ?目の前で」

綾乃 「目の前で。なんかすご〜い。なんか、デッキチェアでゆっくりしてる」

山根 「(笑)」

綾乃 「そんなにあくせくしないで(笑)」

山根 「なんですね」

綾乃 「ゆっくり構えておき〜な、みたいな」

山根 「うん、うん、いいですね」

山根 「その人どんな感じなんですか?どんな表情なんですか?」

綾乃 「その人ね、笑ってる」

山根 「笑ってる。それ見るとどんな感じ?」

綾乃 「それ見ると。あ、そうかも。そうかもね〜」

山根 「うん」

綾乃 「何やってるんだろうって」

山根 「て感じ。(笑)うん。その人見てて。ま、何やってるんだろうって感じでしたけど」

綾乃 「うん」

山根 「あと、どんな感じがしますか?他に」

綾乃 「う〜ん。あんまり色々考えすぎなくても、なんとかなってる」

山根 「うん」

綾乃 「なんとかなってるな〜」

自由なわたしが教えてくれること

山根 「うん、うん、うん。じゃあ、その人は今の綾乃さんに何か言ってくれますか?」

綾乃 「、、、言葉はないなぁ。顔は笑ってる」

山根 「じゃあ、その人に向かってなにか言いたいことってあります?」

綾乃 「わたしも早くそっちに行きたい」

山根 「(笑)」

綾乃 「(笑)」

山根 「ていうと、その人はどんな反応するんですか?」

綾乃 「すぐ来れるよ」

山根 「ふ〜ん。すぐ来れるよって言ってる?」

綾乃 「うん」

山根 「そうすると綾乃さんはどんな感じ?」

綾乃 「え〜、ほんとうに?」

山根 「(笑)」

綾乃 「まだまだ先の気がするけど」

山根 「へぇ〜。ていうと、その人はどう言うんですか?」

綾乃 「いや、それは自分が決めることよ」

山根 「ほぉ。それは自分が決めることよって言ってる?」

綾乃 「うん」

山根 「それを聞いてどんな感じ?」

綾乃 「、、、まだ今イメージできないもんね〜」

山根 「ほぉ〜」

綾乃 「自由にはなりたいけど、具体的にイメージができてない」

山根 「『できないんだけど』っていうと、その人はなんか言いますか?」

綾乃 「笑ってる」

山根 「(笑)」

綾乃 「笑ってるけど。あ、でもなんかこうしてる」

山根 「何それ?」

綾乃 「気持ちだよ気持ち」

山根 「気持ちだよ気持ち?」

綾乃 「(笑)」

山根 「(笑)そういうのを聞いて、どんな感じですか?」

綾乃 「気持ちはあるよ」

山根 「気持ちはあるよ?」

綾乃 「いや、気持ちはあるよ」

山根 「どんな気持ちなんでしょう?」

綾乃 「うん、自由になりたい気持ちはあるよ」

山根 「ふ〜ん、自由になりたいんですね」

綾乃 「なりたいですねぇ」

山根 「そうすると、その人はどんなふうに言うんでしょう?」

綾乃 「自由も楽しいけど、全部が楽しいわけじゃないよ」

山根 「ふ〜ん、それを聞いてどんな感じ?」

綾乃 「あ、でもなんでもそうでしょうね。全部が全部いいことばっかりじゃない。生きてたら。そりゃそうよね」

山根 「うん、うん」

綾乃 「うん」

山根 「じゃあ、今その人どんな感じですか?」

綾乃 「いや、わかってるんだったらいいよ」

山根 「うん、いいですね」

綾乃 「うん」

自由なわたしとつながる

山根 「今その人の様子ってどんな感じですか?」

綾乃 「また、ゆっくりなんか椅子で本読んでる」

山根 「あ〜、うん、うん、うん。それ見ててどんな感じですか?」

綾乃 「穏やかだな〜」

山根 「うん」

綾乃 「穏やかだし。でもなんか、なんだろう。だらだら感とかじゃないのよね。うん」

山根 「うん」

綾乃 「うん、なんだろ。でも。充電してる感じかな」

山根 「今の綾乃さんはどんな感じ?」

綾乃 「今はね。自由になって、ほんとにやりたいことをちゃんと見つける方がいいんだろうなって。ふっと今思いました」

山根 「うん、うん、うん」

綾乃 「なんか窮屈で、自由になりたい自由になりたいはあるんだけど。自由になって、まぁ、どうしたいの。っていうのはちょっと弱いのかな」

山根 「うん」

綾乃 「て思います」

山根 「今その人どうしてますか?」

綾乃 「今その人。猫と遊んでる」

山根 「ふんふん、、、どのぐらい離れてる感じ?今その人と」

綾乃 「その人と。どうだろう。部屋の端と端みたい感じかな」

山根 「端と端みたいな感じ。何歩ぐらいでいけそう?」

綾乃 「え〜。五、六歩」

山根 「五、六歩。じゃ、ちょっとイメージの中でいいですけど」

山根 「五、六歩をひょいひょいひょいって行って、その人にバっと抱きついて、一緒になってしまうっていうイメージをすると、どうなります?」

綾乃 「消えてなくなった」

山根 「うん、うん、うん。今どんな感じしてます?」

綾乃 「今、、、なんだろ。消えてなくなったけど、悲しい感じじゃない」

山根 「うん」

綾乃 「でも後ろの背景は、一緒のまま。ちゃんと景色は見えてる」

今から自由

山根 「うん、うん。いいですよ、、、あの、自由。綾乃さんが言ってる自由って、一瞬でなれたりするわけですよ。実は」

綾乃 「んん?どういうこと?」

山根 「綾乃さんが自由か自由でないかっていうのは、一瞬で綾乃さんが決めたら終わることだったりするわけです」

綾乃 「うん、うん」

山根 「で、綾乃さんの自由を奪ってるのは、綾乃さん以外にいないので」

綾乃 「あぁ〜、、、うん」

山根 「だから、ポンポンポンって行って、ぱっと、こう抱きついたぐらいの感じで、もう自由になって構わないっていうこと」

綾乃 「はぁ〜、そういうこと?」

山根 「うん。自由になりたいっていう話でしたけど。いや、もう今から自由でいいんですよ」

綾乃 「あ、そうか、うんうん」

山根 「常に。あの〜、自由を選ぶか自由を選ばないか。綾乃さんが決められることなので」

綾乃 「なんか条件をつけてて。なんて言うんだろう、これができたら自由になれるじゃないけど、そうではないってことね」

山根 「それ、そもそも自由じゃないじゃない」

綾乃 「うん、でも、そういうところがやっぱり。まだまだあるんだなっていうのが、今の言葉を聞いてて、すごく思いました。自分の中に知らず知らずのうちにすごくブロックどころか、鉄格子」

山根 「鉄格子になってます?」

綾乃 「鉄格子になってたんじゃないかなって」

山根 「うんうんうん。じゃあ、こう目の前に鉄格子がある感じかな?」

綾乃 「いや、今は鉄格子じゃない。もう」

山根 「今どうなってます?」

綾乃 「今は、なんか、あの〜、よいしょって超えていけるブロックみたいな感じ」

山根 「(笑)」

綾乃 「ブロックも、なんかこう1個ずつ、取っていったら。あ、なくなったみたいな。フラットになったみたいに。こう、レンガみたいに積んでいくタイプ。そんな頑丈じゃないやつ」

山根 「そうなんですね。じゃあ、もういつでも飛び越えられる」

綾乃 「うん、飛び越えられそう」

山根 「まあね。ブロック。もう蹴っちゃってもいいかもしれない」

綾乃 「あ〜でもなんだろう。話し始めた時よりも、気持ちがすごい楽になってる」

山根 「うん」

綾乃 「今日もわたしはこれ、山根マジックにハマってるってことね、きっとね」

山根 「(笑)うん、そうですね」

綾乃 「うん、でももう鉄格子じゃない」

山根 「鉄格子なくなっちゃったって感じですね」

綾乃 「うん」

山根 「じゃあ今。自由なわたし100に対して今いくつですか?」

綾乃 「今。多分70ぐらいになってる」

山根 「70ぐらいになってる?」

綾乃 「うん」

山根 「一気に20上がりましたね」

綾乃 「うん」

山根 「うん」

綾乃 「いきなり100にはなってないけど。でも、今、聞かれたら70ぐらいだなって」

山根 「まぁまぁ、ちょっと効率良かったかもしれませんね」

綾乃 「うん」

山根 「別に何もしなくてよかったし」

綾乃 「(笑)」

山根 「何もしなくても70になれたし」

綾乃 「ほんとうですね」

山根 「うん」

綾乃 「でもちょっとあの『やっちまったぜ』を新しい言葉として入れて」

山根 「まぁなんか、さらに新しく1歩踏み出せて」

綾乃 「そうですね、うん」

山根 「さあ、今どんな感じですか?」

綾乃 「今ね、その新しい言葉が増えたので。なんか武器が1個増えた感じ。だから、まあ、ちょっと仕事でね、ワクワクすることもあるし。『やっちまったぜ』で行ったらいいのか。あの、命まで取られることないんだから。とりあえず進もうって思いました」

山根 「ちょっといい感じですね」

綾乃 「はい」

山根 「は〜い、では、今日はここで終わっていいですか?」

綾乃 「ありがとうございます」

山根 「ありがとうございます」

綾乃 「(笑)」

山根 「(笑)また、なんかどんどん自由になっていく感じですね」

綾乃 「そうですね」


自分自身の中にいる自由なこころとのつながりを取り戻せたかもしれない綾乃さん。そんな綾乃さんがどのように変わっていくのか。お楽しみに。


注意事項:こころの状態は一人一人みんな違います。同じようなことをしても人によってはうまくいかなかったり、逆に作用することもあるのでご注意ください。


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