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私の本当の部分 ありえない未来
なかなか久しぶりになったけど。
順調に私の心は癒えている。
胸が痛むことも無くなってきて「日にち薬」というのは本当に存在するんだなぁと痛感する。
油断をすると、自分の気持ちを隠そうと何かをしようとしてしまう。
誰かと話したいとか。楽しいことをしようとか。
ついつい誰かに連絡してしまいそうになる時「人と話して私の心はどうなるの?」と問いかけてみる。
そうすると「何も変わらない。ただその時間忘れられるだけ」
忘れようとして忘れている時間は、ただ解決する時を長引かせているだけ。
その場しのぎ。悲しみから逃げているだけ。
辛い気持ちは出来れば早く終わらせたい。
なのになかなか終わってくれなくて、いつまでこんなことを文章にすればいいのか、自分でも区切りがつかない。
でもやっと、あの出来事を直視できるようになってきて、彼に対しての気持ちも直視できるようになってきて。
だからといって何かが進んだわけでもないことは分っていて。
もう後戻りは出来ないことも分かっている。
でもそれでも私は、みんなが言うように「新しい人」とか「楽しい恋愛」を考えるつもりもなく。
「男ってのは煩わしいもんだ」と感じるだけで、もしこれから親しい付き合いをしていく男性が現れたとするならば。
幼いころに仲よくなった男の子のように、ただ一緒に居るだけで楽しくて、同じことを楽しいと思えて、なんでも言い合えるような人で、なのにお父さんのように私のことを心配して守ってくれる人じゃないと、傍に居たいとは思わないだろうな。
なんてたって、気が強くて人の言うことも聞かない「龍」のような女なんだもの。
相手に無理して合わせるような人間では、もうないの。
でも龍だって体を丸めて眠るの。
飛び回ることに疲れたら、安らぎを求めて安全な場所に留まる。
飛び続けることなんかできない。
でもそのお休みの時も終わりに近づいてきて、今度は無理をせず自分の想うように、好きなように飛び回ってみようと思ってる。
そして今やっと言葉に出来るようになってきた。
「会いたいなあ。」
会える切っ掛けがどこかにないのかと、いつの間にか探していたりする。
一生会わないと自分で決めたのにも関わらず。
こんなに諦めの悪い人間だったかな。
今まではそこら辺ハッキリしてたから、こんなに長引くとは思ってもなかったわ。
その言葉を直接伝えられるようになるまでには、私自身がまだ変化していく余地があるということだと思って、あり得ない未来を楽しみにまってみようと思っている。
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