ご相談あるある☆否定スキーマの例
A子さんは、仲の良い友人からこう言われました。
最近、肌荒れひどくない?大丈夫?
当然、友人はA子さんを心配してたずねているのですが、なぜかA子さんは泣き出してしまい、パニックになってうずくまってしまいました。
その原因が分からず友達も困惑し、2人は口を聞かなくなり、友人関係が悪化してしまいました。
その原因は、A子さんのスキーマを紐解くことでクリアになったのです。
A子さんは、
物心ついた頃から厳格な父や母のしつけにより、
付き合う友達を制限され、
つねに、両親の監視下におかれ、
思春期になっても自分の部屋を持つことは許されませんでした。
そこで、スキーマの中にある、籠の中の鳥のようながんじがらめの状態であった過去を認識するように…。(がんじがらめスキーマ)
→さらに、深く掘り下げると、両親から常に制限されることにより、いつしか自己否定をし、自分だけでなく他者との関係性までも悲観的にしか捉えられなくなってしまいました。
肌荒れを指摘されたら、とくに女性は嫌な気持ちにはなると思いますが、A子さんが他の人以上に過敏に反応してうずくまってしまったことは、どうやらこれらのスキーマと深く関係していることがわかりました。
そこで、
A子さんに深く根付いた、
不適応スキーマを反転させてみると、
モノクロだった世界に色がつき始めたのです。
☆☆自己否定スキーマ☆☆
私はダメな人間だ。
かわいくないし、コンプレックスだらけだ。
反転させると…
たしかにダメな部分やコンプレックスは
あるけれど
私だけに限らず誰だってあるはずだ。
→その理由は、以前、友達もコンプレックスを打ち明けてくれたな。
お気に入りのエッセイの著者も自身のダメな部分を本の中で語っていたな。
☆☆がんじがらめスキーマ☆☆
幼い頃から両親に制限され続けて、
自分の居場所はなかった。
肩身が狭くて辛かったな。
反転させると…
だけど、それは、もう過去の自分。
今は大人だから、両親の言いなりになるべきではない。
→その理由は、大人になれば自分の人生は自分で自由に決められる。もう、私は過去を生きているのではなく、今を自由に生きて大丈夫。
それらを集約し、今回の問題を解決するために
→肌荒れを指摘した友達は、決して私を否定したり、私を制限しようとしたりするわけではない。
友達として純粋に心配してくれただけであり、私は自分や他者に対して否定的あるいは悲観的になる必要はない。
過去のスキーマよ、ありがとうそしてさようなら!
新しく作ったスキーマよ、今日からよろしくね^ ^
このように幼少期から根付いたマイナスなスキーマを見つけてあげて、卒業式を挙行してあげていただきたいですね。
無事に身送ったら、今度は新しいプラスのスキーマの入学式を挙行してあげましょう!
皆様が健やかにすごせますように!(๑˃̵ᴗ˂̵)
もし、よろしければあたたかいご支援を宜しくお願い致します(๑˃̵ᴗ˂̵)