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人付き合いが苦手です

こんな質問をいただきました

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私は人づきあいが苦手です。何をしゃべっていいのかわかりません。人の話を聞いていればいいんだっていう人もいますが、向こうがしゃべってくれているうちはいいですが、そのうち二人とも気まずく沈黙してしまいます。パーティでも出し物やイベントをしてくれていると間が持ちますがフリータイムになるととたんに独りぼっちになってしまいます。どうしたらいいですか?
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人づきあいが苦手という人、パーティのフリータイムが苦手な人の中に実は自己肯定感が弱い人がいます。質問したあなたがそうなのかどうか、以下を読んで判断してください。
 
自己肯定感が弱いと、あるがままの自分では居心地がわるくなります。自分で自分を受け入れてないのだから他人にもきっと受け入れてもらえないと感じています。なにか気の利いたことを言って感心されたい、なんて考えたりします。

こんなことを言ったら笑われるんじゃないか、批判されるんじゃないかって思うとますます何も言えなくなります。ぎこちなさは相手にも伝わりますから、相手も気軽に話しかけられなくなります。だからますます孤立の度を深めていきます。

こんなんじゃだめだ!そう決意して時には無理して話しかけたりもします。しかし、何かうまいこと言ってやろう、一目置かれように…なんて欲が自分を縛って失敗して傷を深めますから、次回はもっと臆病になってしまいますね。つまりますます緊張してしまうというわけです。

じゃあどうしたらいいか?二つ方法があって一つ目はその気まずさから目をそらして相手に焦点をあてること、そしてもう一つはその気まずさそのものを瞑想対象として客観視することです。方向性は正反対ですがどちらも基本はマインドフルネスです。

1)相手に焦点をあてる


とりあえず相手の服装とか靴とかそういうニュートラルなものを一つ選んで実況中継します。どこに焦点をあてるかはあらかじめ決めておいた方がうまくいきます。たとえばネクタイと靴の色って決めたとします。「ええと、靴の色は黒でネクタイは赤だ」って感じです。これで意識の焦点は自分の気まずさからいったん客観的事実の描写に移りますから緊張はほぐれます。

2)自分の気まずさ自体を客観視する

「気まずいって思ってる」「批判されそうな気がして怖いって感じてる」「うまいことなんか言おうって考えた」などと自分の「今、ここ」のリアルタイムをしばらく実況中継してみます。それで一応は客観視の視点に立てますから、気まずさだとか不安感だとか気に入られたい欲だとかは半減しています。

あとは自然体のままだまって座っているなり、目の前の人に興味がわいたら話しかけたり、「今、そこ」でのあなたがしたいことをすればいいですね。大丈夫です、自分を信じましょう。マインドフルになった時にはその時に必要な知恵がきっと湧いてきますから。
何か話題を見つけよう!なんて考えたらまた元に戻っちゃいます。

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