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で、マインドフルネスって何なん?


マインドフルネスで幸せになる!
マインドフルネスで幸せな社会を創る♪
心のトリセツ研究所・精神科医の藤井英雄です。

今回の話題はマインドフルネスの定義についてです。定義って言うと難しく感じますが、要するにマインドフルネスって何なの?っていう話です。

 日本にはマインドフルネスについて学問的に研究している人たちが集まっているマインドフルネス学会というのがあります。そこでのマインドフルネスの定義はこれです。

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“今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、 評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること” と定義する。

なお、“観る”は、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。

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とても素晴らしい定義で、隙も無ければ無駄もありません。ただ、ちょっと長いのが難点でしょうか。私はこんなに長いと覚えられません。覚えられないのは潜在意識に浸透しないんです。だから縮めました。

「今、ここ」の現実に気付き、そして客観視できること。

これだけ短いと息継ぎをせずに一気に言うことができます。この息継ぎをせずに一息に言えるかどうかは潜在意識に浸透するかどうかにとても重要だと思っています。

そして、「今、ここの現実に気付き」、のあとに心の中で一拍置いて、それから「そして客観視できること」とつなげるとさらに理解が深まります。「今、ここの現実に気付くこと」と「今、ここの現実を客観視すること」の二つがマインドフルネスの要点だからです。

さらにいえば、「今、ここの現実」の最も重要な側面は、自分の思考と感情だと思っております。学会の定義でも「心の働きをも観る」と明記されておりますね。

自分の思考と思考によって生まれた感情に気付いて客観視すること、それがマインドフルネスの要点であり、マインドフルネスがメンタルヘルスに効果がある理由でもあります。


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