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桜の樹と樹林気功

マインドフルネスの稽古の一環としてかれこれ5年ほど、毎日気功をやっています。先日、春の陽気に誘われて散歩していると、一本の桜の樹が目に留まりましたので、その日は樹林気功をすることにしました。
 
呼吸をととのえて樹を観ているとやがて雑念が去り、樹と一体となった感覚が訪れます。そのまま静かに呼吸しつつ、天地人站椿功(たんとうこう)に入ります。すなわち、天からの氣をうけて地に流し、地からの氣を天へと戻します。それはあたかも樹と一体となって天地の氣のチャネル(導管)となったかのような感覚です。
 
もちろん、ホントにそうなったのではなくあくまでもイメージの世界ですから、自分がイメージしているという客観視の視点を保っておくことが必要です。客観視の視点をうしなった途端にマインド[レス]ネスとなって、妄想の世界へと迷い込みますからご用心!
 
さて、瞑想のあと、ふと、地面をみるとすでに散ってしまった花びらがたくさん落ちていました。「はかないなあ」とか「むなしいなあ」という思考と感情も流れてきます。
 
マインド[レス]ネスになるとむなしさばかりが強調されてしまいますから、そこに迷い込むまえに「むなしさ」などと実況中継して客観視に。すなわち、マインドフルネスでニュートラルに戻しておきます。
 
最近は少なくなりましたが、かなしさとかせつなさとかむなしさなどの感情にひたっているといつかのまにかうつや不安の沼にはまってしまうこともありますから、これまたご用心!あとはマインドフルに散歩をつづけました。

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