メンタルが落ち込むと回復するまで時間がかかる理由~恐らくほとんどのうつ病の人が陥ってます
メンタルが落ち込むと回復するまで時間がかかります。メンタルの落ち込みが酷いうつ病などの精神疾患は余計に回復に時間がかかります。
あれ?こんなに休んだのに良くならないという人は多いんじゃないですか?今回はその理由について記事にしていきます。ぜひ読んでみてください。
メンタルが落ち込むと回復するまで時間がかかる理由
三つの理由を紹介します。
メンタルの回復を早める足掛かりになれば幸いです。
自分は出来ないという思い込み
何もしないことに慣れてしまう
強制的に動かす環境が少なくなった
一つずつ理由を解説していきます。
自分は出来ないという思い込み
メンタルが悪化している間はヤル気がおきないため何の行動もできません。そうすると行動にともなう経験も一切積めません。
そうした時間を長々と過ごしていると、自分は何も出来ないという経験と『自分は何もできないんだ』という思考を何度も繰り返してしまいます。
その結果として、自分の頭の中に『何も出来ない自分』という自己イメージを強固に作ってしまうのです。
メンタルが回復してきても、その『何も出来ない自分』という自己イメージは脳も体も覚えてしまっています。本当は少しは何か行動をおこせるくらいまで回復しているのに『何も出来ない自分』という自己イメージが邪魔をして何も出来なくなります。
人間は過去の記憶や経験に基づいて自分の安全を守り生存しようとします。
そのためにメンタルが落ち込んでいたときの過去の経験や記憶から、まだ動いてはいけないと無意識に思考がメッセージを送ってくるのです。だから動けない。動こうとする気持ちがセーブされてしまいます。
実際は自分が思っているよりも動けることが多いはずです。メンタルが落ち込んでから相当時間がたっているのに何でよくならないんだ?と疑問に思う人の多くは『何も出来ない自分』という自己イメージが染み付いていないか冷静に考えてみてください。
この問題には、先入観や今までの経験に基づいて考える思い込みが関係しています。心理学的に言えばヒューリスティックのことです。
何もしないことに慣れてしまう
一度ラクなことを体験したら止められなくなった。一度楽しいことを経験したら止められなくなった。それは皆さんあると思います。
特に今まで理性でやりたくないことを我慢してやっていた人は、メンタルが落ち込んで何も出来なったときに、結果的にですが…嫌なことしなければラクだと学んでしまいました。
嫌なことをしなければラクだという事実を繰り返し体験することによって、それが当たり前の生活じゃないと嫌になるんですよね。
そうなると、何か嫌なことにチャレンジしようとすると取り組むためのハードルが凄く高くなっちゃう。だから頑張って取り組もうなんて思わなくなります。
ここで、人間本来の性質の話をすると、ラクで安全なところに留まりたいという性質があって、好んで変化を求めようとする人間は珍しいのです。特に不安の強まりやすい人は今の安全なところに留まろうとします。
何か現状を変えようと頑張ろうとしても、ラクなことに慣れてしまって変えることが難しくなります。さらにラクで安全な現状に留まりたいという人間の性質から余計に動き出せません。
一度メンタルが落ちると這い上がるのは
とても大変なのです。
強制的に動かす環境がない
ヤル気がでないなぁ~と時間ばかりが過ぎていませんか?メンタルが回復してきて何か行動しなくちゃと思っても自分で動き出す以外に方法はありません。その理由を説明します。
今は個人の意見を尊重する時代です。強制的に貴方を動かしたり誘ったりすることは出来ません。全て貴方の意思で動き始めなくてはいけないのです。
昔は世間的にも何かを強引に推し進めるという仕組みが…今よりはあったかもしれません。結果的に無理に動かされたことがキッカケでメンタルが上向きになってくる可能性がありました。
しかし今は自分の意思で行動するしかないのです。周りは確かにサポートしてくれます。でも強引さがない。だから自分で動くしかないのです。
残酷ですが、ヤル気がなく自分から動き出せない人は過酷な人生を歩むことになるでしょう。でも、この事実を知ったのなら少しは自分で動くしかないと刺激になるかもしれないですね。
皆さんに幸せであることを願っています。
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