外見至上主義

 Instagram等でのインスタ映えや、レストランにおいて味ではなく見た目が評価される、今の時代の外見至上主義の考え方が、社会にまで及ぼしてきていることが見受けられる。

 メディアの扇動による、特定の美を、美の基準とする考え方の拡大や、例えば化粧品の起用モデル等に見受けられる、当たり前のように肌が白く体型の細い女性が見られることも、1つの原因だと考えられる。

 このような考えの拡大は、いずれ、不平等な社会を作り出すと考えられるし、この考え方により、疎外感を感じたり不利益を被る人も出てくるだろう。

 なので、このような考え方に引っ張られないためにも、個人ができることとして、自分の価値を外見だけではなく、内面や能力にも見いだす事が挙げられる。

 そのためには、個人が自己肯定感を高める必要がある。自分の外見や容姿に対する偏見や不安に向き合うことで、自分の外見を少しずつ受け入れられるようになるのではないか。そして、内面や能力にも自分の価値を見いだすには、自分をよく知る必要もある。

 自分をよく知り、自分には何が向いているのか、自分はどういう面において人より優れているのか、を発見することが、自己肯定感を高めることへの第一歩になるのではないかと思う。

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