反日、反韓について思うこと

　よく、昔の日本人からひどい目に遭っていた、と主張する韓国人がニュース等で流れるたびに、「もう謝っただろ」や、「反日教育を受けていることに気づけ」などといった声が、結構SNSなどで見られる。そのような意見を見るたびに、私が思うのは、「日本人も正しい教育がされているとは限らないのではないか」ということだ。

　しかし、ほとんどが決まって口にするのは、あたかも自分たちは正しい教育をされたからこそ、そんな反日になるほどの教育はおかしい、という前提で話が進められている事だ。確かに、政府の都合の良いような教育をし、反日思想を生み出しているかもしれないが、なぜ日本人は決まって、自分たちが正しい教育を受けてきたと胸を張って言えるのだろうか、と不思議で仕方なかった。

　私たち日本人も、韓国人も、政府の良いように教育をされ、もしくは少しオーバーに教育されていることもあるかもしれない。だからこそ、常に俯瞰的に物事を見て、それが、自分の主観でものを捉えてしまっていないか、をきちんと考え発言し、韓国人とうまく関わっていくことが大事なのではないかと思う。