被災地での女性への理解度の低さ

 SNSを見ていて、個人的に気になった話題があった。被災地における、女性の生理問題の話題である。男性の、女性への理解が低すぎることに、日本の教育における、いい加減さが見えた気がした。そして、知らないということが、どれほど怖いことであるかも知った。

 ある男性の意見で、私が大変衝撃を受けたのが、「我慢できないのか」というものだった。あまりの無知さに開いた口が塞がらなかった。そして、それに加えて、ナプキンを1日1人1枚で足りると思っている男性が多いこと、そしてナプキンよりも今は食料の輸送が最優先だろう、という意見も多くあり、無知の恐ろしさを痛感したと同時に、なぜ自分が無知である分野において、そんな軽々しく発言ができるのだろうとも思った。

 まず、我慢などできるわけがないだろう。女性にとって、生理とは、決して避けることができないものである。そしてナプキンは、1日1人1枚で足りるわけがないのである。女性にとって、生理というものは、いつ来るか分からない、本当に不定期なものであるため、生理が来るであろうと予定される日の前後でも、ナプキンを使うのである。そして、頻繁にナプキンの交換を行わなければ、最悪感染症にかかってしまうので、常に清潔なナプキンをつけることを心がけなければいけないのだ。それなのに、1人1枚で良いなどの勝手な判断をしてしまえば、感染症の蔓延が最悪の場合想定されるだろう。

 しかし、私はこれを日本の教育のいい加減さが故の事だと思う。こういうことを小さい時からきちんと教育するべきなのである。男だから教わる必要ない、ということにはならないのである。無知で困る事はあっても、知っていて困る事は無いのだから。

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