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キャリア教育 キャリアを教えるってなんだろう【キャリコンサロン編集部】


キャリアコンサルタントが集い、それぞれの視点で記事を作るキャリコンサロン編集部記事です!

この記事をお読みの皆様、小学生の時に工場見学、中学生の時に職場見学・職場体験へ行きませんでしたか?私ははっきり覚えています。あれもキャリア教育の一環だったそうです。

”就職するため”から”自分らしく生きるため”にシフトした

〇キャリア教育
今、子どもたちには、将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。

この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。

学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させましょう。

私の父世代は、話を聞く限り学校では「就職するための勉学」「就職するための教育」が行われていたようです。
高校、大学を卒業したら働くのが当たり前であり、そのために簿記をとったり、自動車の運転免許をとったりしていた世代でした。
就職先も卒業生が入社している企業を先生から紹介されて受けてみたと話していて、当時大学生だった私は驚きました!
業界や仕事内容を吟味して就職先を探すのは当たり前だと考えていましたから。

親子のキャリアの考え方は世代間ギャップがあることを前提に、こどもたちに接したほうがよさそうです。

学生から社会人になる間の溝(ギャップ)

仕事で内定者~新人を見ていると、社会人ギャップや躓き離職につながりやすい傾向が見受けられます。

・学校で一生懸命勉強してきたし難関資格も合格している。でもこれが仕事でどう役に立つのかイメージが全然わかない。
・1日8時間働く姿がイメージできない。どうなるのかわからない。
・働き始めたけれど、希望する部署に入れなかった。
・希望する部署に配属されて嬉しかった、でも何かちがう。

これらがそのまま社会人になる不安に変わってしまったり、不安になったときの対処法がこれまでの人生経験の中からでは出てこないために、もやもやの袋小路に入ってしまう人が多いんですよね。

あくまで個人の見解ではありますが、不安なことや仕事に対して、仕事に自信が持てる出来事があると浮上してこられるのですが、浮上できないと 成長できないのは会社のせい!他責社員。 このままでいいです現状維持社員。に進化してくか、自分にぴったりの職場がどこかにきっとある!と青い鳥を追いかけるように離職されていくケースもあります。

浮上しない社員に共通しているのは、
自分の状況を客観的に見ることができない
・新たな目標を定めていない
つまりは、自分で情報を集め・考えて決めていく。もしくは変化させていくプロセス経験が不足しているようです。

キャリア教育は、職業を知る以前に、自分の目標や外部環境との調整にもつながるものです。
また、目標を持つことは行動へつながります。
自ら新たに学びなおす(リスキリング)にもつながり、社会人として長く学び働くこれからの時代に必要な基礎教育なのです。

※社会人向けのキャリア学習は「キャリア形成サポートセンター」もオススメです。


キャリア教育で子どもたちに自分の未来を考えてほしい


インターンシップや教科以外の学びも増えたことで、仕事や仕事以外でできることも20年後にはさらに増えていると考えられます。

何のために勉強するのか、数年後何をしていたいのか。
最初は自分を知ることから始まります。

キャリコンではおなじみの自己一致ですね。

JIKOTAN™~ようこそ自己探求の旅へ~

広島県公立高校入試に「自己表現」が追加され、新たに始まります。
高校に入学して何をしたいのか、自分はどんな人間なのかを言葉にして伝えるためには自己分析が必要です。

キャリコンサロン中国支部はJIKOTAN™を開発しました。
キャリコンがアセスメントなどを通じて各個人の興味・関心を言語化し自分だけのMAPを作り上げていく、中学生向けプログラムです。

広島県以外の地域にお住まいの方からも、実施のお問い合わせをいただきます。
人数が集まったらできそうなので、HRラボ、もしくはTwitterDMからもお問い合わせいただけますと幸いです。


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