交換日記「パートナーシップの進化が教えてくれること」
パートナーとは話さなくてもわかりあえるようになってきたけど、話さないとわかりあえないことはまだまだあるのだな。
私はパートナーの投稿を読んで
「夫婦はこうやってすれ違い、小さな溝を埋められず心が離れていくのだな」
そんなことを思っていた。
それは内容というよりも、私の落ち込みに比べて軽やかで、なんだか嬉しそうだったから。
今、改めて読み返すと文章の解釈や印象が違って見える。
小さな溝
自分の気持ちを受け止めてもらいたい。
それが敵わなかった。
それがとても寂しく、心が痛かった。
すきま風が吹いた。
時間が止まった。
すれ違いを埋めようともしないパートナーにイライラしたのと、もう何度目だろうと思うほどの諦め。
いつまでも風は吹いたままで心が落ち着かない。
今までだったらそれを見なかったことにして蓋をすることができただろう。
でも今のパートナーとはそうやって時を重ねたくなかったし、重ねられなかった。
自分の芯の願い
投稿からすきま風の痛みを感じながら
「自分の願いはなんだったのか」
そんなことを考えていた。
その答えはいつもと同じ
「この人と一緒にいたい」
なんだよな。
節目節目でいつも思ったきた。
そのためのキーは「私が閉じ籠らないこと」
だけど、自分の想いや行動だけではどうすることもできないこともある。
表面的な出来事ではなく、深いところの何か。
その何かに本質があるのだと思う。
それは未だに探しきれていない。
そして、閉じ籠らないことに疲れた。
わかりあえない
付き合っていた頃、パートナーの感覚や行動が理解できないことが多くて、苦しくて、
「大好きすぎて辛いから別れる」
そんなことを思っていました。
私たちは、当たり前だけれど他人で、性別も年齢も育った環境も違う。
共感はしあえるけど、ぴったり同じということはあり得ない。
そして、どこかずれを感じる。
・・・そっか、私たちはもともとずれてるんだ
それは二人にだけ起きていることではない。
やはり他人は他人で自分と同じ人はいない。
それが頭でわかっていても同じを求めてしまう。
その時の私の願いは
「パートナーと同じになりたい」
そんな感覚があることに、二人で対話をすることでたどり着いた。
頭で叶わないとわかってはいても、自分の中にあるものを、言葉にしてみると涙が止まらなくなる。
口にしたから叶うものでもない。
でも自分の芯の願いに繋がれると、叶わない悲しさよりも、その願いがあることに気づくことが出来た喜びに近い感情が溢れてくる。
そして、これまでの対話でお互いに見せあえる関係が築かれたんだな。
お互い「ほんとうの自分」と向き合い、そこを中心に話を重ねてきたから今の二人の関係があるのだと思う。
対話を重ねること
パートナーが投稿した「真実を分かち合う」は、そういう対話を重ねてきたことを指すのだろう。
片方がただ話すのではなく、
そこにどんな感情があるのか。
どんな気持ちがあるのか。
どんなことを求めているのか。
今起こっている現象に痛みがあるのか。
過去の記憶と結び付いて痛みがあるのか。
自分の妄想から痛みがあるのか。
心のなかにあるものを表現をする。
話をして自分の事を相手に理解して欲しいもあるけれど、パートナーの目線を通して、自分を見てみると、想像していなかった答えにたどり着くことがある。
仲直り
今回、パートナーが逃げずに向き合う時間をちゃんと作ってくれた。
私は逃げ出したかった。埋められない隙間をどうして良いかわからず、焦っていた。
始めに「ズレを何とかしようともしない」と書いたが、彼なりの考えがあったのだろう。恐らく何とかしようともしてなかったのではなく、何ともできなかったのだろう。
私と同じように。
最終的にお互いにあるものを出しあった。
私の思い込みの部分も多く、そして、ちゃんと自分の気持ちを伝えることができていなかった。
ズレというよりも、
「噛み合っていなかった」
こっちの方が近いかもしれない。
違うようで似ている
それが私たちだ。
節目で壁にぶつかり、一緒に考え、一つずつ越えていく。
私たちはこれからもこうやって対話を重ねて進化していくだろう。
ではまた。
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