『数字の象形』《おとぎばなし》「12」(1386文字)
前回「11」で語ったように、双対であることを意識できる次元が、十の位の「1」じゃった。
「12」は、一の位に「2」があることによって、「我」と「汝 」の関係性が最終段階を示す象形であることがわかるのじゃ。
「2」のときにも語ったように、「2」は、もともと二元の始まりを示す意じゃった。
そこに十の位の「1」、つまり双対であることを認識する次元が顕れることによって、「12」により本質的に四つの常態が在ることが察知できるようになるのじゃ。
すなわち、「我」に対しての「他」と