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はじめに~言葉と心~

前々から、心とは言葉で育ってくるものだと考えてきた。心理士をしていると、言葉をよく使う。すると、日本語は美しいな、すごいな、と感じることがいっぱいある。「言葉」という字すら言の葉と書いて、何とも詩的だと感じる。いろんなものが重なりあう、その領域をうまい具合にすくいとって、言葉で表して。うん、うまく言えてない。もどかしい。けれど、僕がどれだけ言葉に関心をよせているかは伝わったのではないかと思う。
 言葉ってすごいって感じた僕が次に考えたことは、言葉をたくさん知れば、使いこなせば、心を豊かに言い表せるのではないか、心は目に見えないから、何かで描写する必要があって、絵心のない僕には、言葉で表すしかない(とか言いつつちょくちょく絵は描いたりするのはナイショ)。臨床心理学では、外国からどんどん言葉が流れ込んできていて。それがまたクライエントにも共感してもらえるんだから、僕も勉強する。横文字が増える。大切な心が横文字に置き換わっていくのが、少しさみしく感じる。だから、たまに意地になって横文字を使わなくなったりする(無理だけど)。そういうわけで、横文字もいいけど、日本語のことが知りたくなってきた。今「推し」ブームが巻きおこってて、、、「推し活」が広がってきてて、それに倣うなら、日本語を推していこうかなと。そして、日本語を知って、考察に触れて、日本語を使うものたちの、日本の心に少しでも近づけないかなと、思う次第です。次の記事から始めていきたいと思う。ご興味ありましたら、どうぞお付き合いください。

(top画は、AI画伯に「言葉と心、日本の心」で描いてもらったもの。風景的なのでよかったのに。マンガ的イラストはもはや日本の心なのかもしれない。)


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