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イケてる中高年は歯が命!歯周病対策に大切なこと

イケオジ予備軍のみなさま、こんにちは。
一週間ずー--っと「雨」という予報を見てしまい、テンションがダダ下がりしているココジョイスタッフです。

さて前回、ギネスに登録されている感染症として歯周病のことを紹介しました。今回はその続きの記事として歯周病を予防するために大切な事、3つを説明していきます。

① セルフケア
② 歯周病のリスク因子を避ける
③ 歯科医院での定期健診とプロフェッショナルケア

あぁー、まぁそうだわなぁ。って思ったアナタ!
これから一つ一つ詳しく説明したいと思いますので、もう少しお付き合いください。
前回の記事を読んでいない方もいるかと思いますので、目を通して頂ければと思います。前回の記事 ↓

①セルフケア

歯磨きの目的

いきなり質問です。
みなさんはなぜ歯磨きをするのですか?

  • 小さい頃からの単なる習慣

  • 口をさっぱりさせたい

  • 汚れを落とすため

  • 虫歯、歯周病、口臭予防

など様々な理由があると思います。

では、なぜ歯磨きをする必要があるのか?歯磨きをする目的を答えられますか?

そんなの歯をきれいにしたり、汚れを落とすために決まってるでしょ?と思われるかもしれません。

では、なぜ汚れを落とさないといけないのか?
落とさないといけない汚れとは何なのか?

さぁ、いよいよ面倒くさくなってきましたねー(笑)なぜなぜ分析ですよ。


答えは・・・

口の中の細菌と食べかすからできた「プラーク(細菌の塊)」を除去するため。

また出ましたねー。このイラスト。
このプラークはそのままにしておくと、細菌が増殖し虫歯や歯周病の原因となります。恐ろしい…。

例えるなら、
排水溝のヌメリを想像してみてください。ベッタリと張り付いて流水だけでは落とせないヌルヌル。このヌルヌルこそが細菌を作り出すバイオフィルムと呼ばれる粘着性の物質です。

朝起きると口の中がネバネバしている経験をしたことがある人もいるかと思います。それこそが、細菌が繁殖している証なのです。

ネバネバは水でゆすいだだけでは落ちません。バイオフィルムは細菌達が自分を守るためのバリアのようなもので、細菌も除去されまいと抵抗しているのです。

ですので、歯磨きでしっかりとプラークを除去しないと細菌がどんどん強固なバリアを作って悪さをするため、最終的には歯を失うことになるかもしれません。

これこそが歯磨きをする目的なのです。
残念なことに、プラークはデンタルリンスなどで口をゆすぐだけではきれいにすることができないのです。

こういった理由からプラーク(汚れ)を落とし、歯石という状態を作らないことが虫歯や歯周病を予防する上でとても大切なのです。
 

磨き残し

みなさん、自分の歯磨きに自信はあるでしょうか?

ライオンさんの調査によると、8割の方は磨き残しがあるということが報告されています。面白いことに自分の歯磨きに自信があると答えた人も自信がないと答えた人もほとんど磨き残しの割合は変わらないそうです。

自信があろうがなかろうが8割の方は磨き残しがあるということ。つまり、自分では歯を磨けていると思っていても、意外と磨き残しが多いということを知ってもらいたいです。

20~30代の「磨き残し」実態 資料1_ 自分の歯磨きに関する自覚と歯垢付着状態(2023/6/26)

磨き残しが多いというのは、必ずしも歯磨きの仕方が悪いという訳ではありません。歯ブラシではどんなに一生懸命磨いたとしても100%磨き残しを防ぐことは困難なのです。

なぜなら、口という一方通行の入り口から複雑な形をしている歯に対して歯ブラシ1本で口全体を完全にきれいにするには無理があることは容易に想像できると思います。

特に、噛み合わせの箇所、歯と歯の隙間、歯と歯肉の境目などはどうして磨き残しが多くなってしまう場所です。歯の隙間など、歯ブラシでは届かない部分にはフロスや歯間ブラシを使いましょうと言われる理由です。

ここまでの話をまとめますと、歯を磨く目的は「プラークを落とし、細菌の数を減らすこと」です。一日3回歯を磨いているという方でも何となく磨いているのでは意味がありません。
フロスや歯間ブラシなど補助器具を使い、プラークを落とすということを意識して歯を磨くことが大切です。

②歯周病のリスク因子を避ける

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。
そろそろお疲れかと思いますので、ここからは簡単に説明していこうと思います!

まず、歯周病のリスクを高くするものとして以下の要因があります。みなさん心当たりがあるのが多いのではないでしょうか?

歯周病は生活習慣病と密接に関係していますので、これらの要因を避けることが歯周病の予防に繋がるのです。

  • 喫煙

  • 肥満

  • ストレス

  • 糖尿病

次に歯周病予防に良い効果をもたらすものを紹介します。
色々な商品が売られていると思いますので、自分に合ったものを選んでいただければと思います。

  • カルシウムとイソフラボン

  • n-3系脂肪酸(DHAやEPAなど)

  • ビタミン(ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテン)

  • プロバイオティクス

さぁ~何やらカタカナが沢山。
プロバイオティクスについてだけ少し補足します。

聞いたことがある方もいるかもしれませんが、プロバイオティクスとは、適正な量を摂取したときに健康に有益な効果をもたらす菌のことを言います。

一部の乳酸菌が歯周病菌を減らす効果があることが報告されていたりします。つまり、良い菌で悪い菌をやっつけましょうということです。
 

③歯科医院での定期健診とプロフェッショナルケア


歯磨きだけでは100%磨き残しを防ぐことは難しいという話をしました。ではどうしたらいいかというと、プロに専門の道具を使って綺麗にしてもらうという方法もあります。

必ずプロフェッショナルケアを受けないといけないという訳ではありません。

実際、歯科医院に行かなくても歯の健康を保っている方もいますし、歯科医院での歯のクリーニングを受けたとしても100%きれいになるわけではありません。

ただ、プラークが歯石という状態になってしまうと歯磨きで落とすことは困難です。こういった場合はプロにきれいにしてもらう必要があります。

歯科医院へ行くと歯のチェックもしてもらえますので早期発見にも繋がりますね。忙しくて歯のケアが十分できていない方などは定期的に行かれることをお勧めします。
 

長い話になりましたが、我々、中高年が歯周病と闘わないといけない理由、歯を磨くことの大切さをわかってもらえたと思います。

イケてる中高年として、まずは歯を意識してみてください。
わたしたちココカラジョイは、イケてる中高年を引続き応援していきます。


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